セカンド

始めの一歩

小説/詩


昨日までの心を埋めた
深い深い穴を掘って

少し盛り上がった地面から
微かな叫び声が聞こえる

気にもせず
私はその上に新しい心を打ち建てる

以前より少し大きく
そして堅固な作りで

またいつもの繰り返し
今度の心はいつまで持ちこたえるのだろう

新しい何かを作る時
過去は全て埋めてしまえばいい

その上にふんぞり返って
大空を眺めていればいい

少しばかりの恐怖と
少しばかりの謙虚さを持って

もうすぐ朝日が昇る
大切な始めの一歩

踏み出すのは
右足かそれとも左足か





  • セカンド

    セカンド

    2020/06/12 02:29:32

    ねこみみ 様

    生きていくということは
    歴史を積み重ねていくということ

    過去を踏み台に
    明日から新しい何かのために進んでいく

    問題はそのパワー
    最近はそれが欠けてきたかな^^

  • ねこみみ

    ねこみみ

    2020/06/11 22:59:57

    新しい心が踏み出す第一歩は右足か左足か…。真新しい心は昨日までの心を踏みにじって前に進むのですね。深く地中に埋められた心が可哀想に思いました。昨日までの心が埋められても折れない心だといいな。