ガラクタ煎兵衛かく語りき

三通の封じ手の謎

日記

エラリークイーン
「さて、お父さん。普段は二通の封じ手を立会人に渡すしきたりなのですが、
今回なぜ藤井七段は三通を作成し渡したのでしょうか?」


リチャードクイーン
「エラリー、おまえはいつでも唐突すぎる」


エラリークイーン
「お父さん、でも今やN,Y,市警、いや、ユーチューブ街ではこの話で
もちきりですよ」


父親らしい威厳をもってリチャード警視は息子の突飛な質問をはねのけた。
リチャードクイーン
「エラリー、よく考えるんだ。なんならジューナ(クイーン家の召使)
から紅茶を煎れてもらった後で聴こうか」



エラリークイーン
「その必要はありません。」

眼鏡の縁を光に反射させながら、息子は長椅子に沈み込んでいる老警視に歩み寄った。


「発動します」
シャキーン




【読者への挑戦状】


何故藤井聡太七段は普段の二通とは違う、
三通の封じ手封筒を、深浦九段に渡したのか?
賢明なる読者なら既にこの謎を解いていると思われる。
私はエラリーの許諾を得てここに
読者へ問う道を選んだ。
明日の午後には明らかになるだろうこの謎を、
今の時点で問う名誉を与えてくれた
クイーン父子には感謝するしかない。

J,J,マッタ



10代の頃からマックいやマッタさんに
胡散臭さを感じていた煎兵衛でございました