!(๑❛ᴗ❛๑)(;´・ω・)

鈴芽

うれしかったこと

何年待てますか?

日記


伊勢物語 第24段 あづさ弓 は
ハッピーエンドではなかったのだ
「愛と絶望」の伊勢物語 

あらたまの年の三とせを待ちわびてただ今宵こそ新枕すれ
三年の間あなたを待ちくたびれて、私はちょうど今夜、
新しい夫とはじめて枕を共にするのです

あづさ弓ま弓つき弓年を経てわがせしがごとうるはしみせよ
何年もの間私が妻を大切にいつくしんできたように、
新しい夫よ、この女を大切にしてください


あづさ弓引けど引かねど昔より心は君によりにしものを
どんな事情があっても、私の心は昔からあなたを
慕っておりましたのに

それでも男は帰ってしまった 女はとても悲しくて
男の後ろから追いかけたが、追いつくことができず、
清水が湧いているところに倒れてしまった そこにあった岩に、
指の血で書きつけた歌が

あひ思はで離れぬる人をとどめかねわが身は今ぞ消えはてぬめる
こちらが思っているのに思ってくれず去っていくあの人を
引き留めることができず、私はここで死んでしまうようです

悲劇~~~~な結末


#日記広場:日記

  • あずさ

    あずさ

    2020/08/15 21:32:14

    もっと早く歩けば、は思いつきませんでした
    すでに新しい夫と暮らしている妻のところに、元夫が帰ってくる設定は
    色々な作品に出てくるらしいのですが、この段はそうではなく、
    新しい男がはじめて通ってくることになっていた、と未遂なわけです
    好きだったのに音信不通の夫を信じて待てなかったのを非難する結末だと思います

  • 沖人

    沖人

    2020/08/15 20:49:37

    「この戸ひらけたまへ」と言われた時に、開けるべきであったのではなかろうか。軽い女と思われたくないと、思わせぶりなことをしては、いけませんという教訓なのだろうか。それとも、のんびり帰ってきた男がいけないのではないだろうか。もっと、早く歩けば、初枕の日より早く帰れたはずだ。5分前ルールの教訓だろうか。いや、3年もの間、手紙の一通も送らなかった男が、一番いけないと思う。