日本百名山 ~BSプレミアム~ ②
こんばんは!台風9号は31日(月)から9月1日(火)にかけて
非常に強い勢力で沖縄に接近する予想です。沖縄では31日夜から1日にかけて
猛烈な風が吹く恐れがあります。また沖縄や奄美では1日にかけて猛烈な
しけとなるでしょう。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒をして、
土砂災害や高潮に警戒してください。その他の地域は31日は北日本で
雲が多く、日中は東北を中心に雨が降るでしょう。東日本から西日本は
晴れる所が多いですが午後は山沿いや内陸を中心に雨や雷雨となりそうです。
~ 巨岩のワンダーランド ~
御在所岳
Oガイドさん イラストレーター 朝日陽子さん
朝日陽子さんは山岳雑誌(岳人)などで活躍するイラストレーター
山の経験を活かしたかわいい絵柄で人気です。
御在所岳には四季を通してお隣の愛知県から通い、その魅力を知り尽くしています。
おとといはお花の紹介の途中で終了をし、今回はそのご紹介の途中から
ご案内致します。どうぞ宜しくお願いします。
@ササユリ(笹百合)(薄紫色)
荒々しい岩場に颯爽と現れたササユリ。花が咲くまでに7年もかかるそうだ。
「岩場の一輪の花って感じですね。可憐でもありますよね。
こんな女性になりたいですね。ウフフフ」
人もいないのでマスクをはずし
「あ、ほんとに匂いがする」
あ~、甘い香りだなぁ。
出発から2時間、標高は1100mを超えた。剥き出しの巨岩を
渡り歩くように進んで行く。
「お~、すご、見てくださいこの景色、どれも見てますね」
一気に展望が開けた。
@四日市
四日市の街並み。その向こうに伊勢湾が見渡せる。
街も海も結構近い。
「本当綺麗ですね」
見上げればゴツゴツとした大岩壁が迫るように聳え立つ。
「凄い気持ちがいい所ですね。ちょっと気分がいいので絵でも描いてみます」
<山旅スタイル>
〇山登り絵日記
イラストレーターの朝日さんお薦めは山登り絵日記。
パレットやスケッチブックを持参。山の景色や花などを描きます。
先程出会ったササユリ。絵にはその時感じた言葉を添えるといい思い出に
なります。街から避暑に来ていた赤トンボ。トンボとのお喋りを
想像しながら書きました。
「もう、自分で山に入って見た時に気になったものでいいと思います。
景色が凄いなと思えば景色でもいいですし、自分が凄いなと思えば
景色でもいいですし、自分が食べたもの、思い出がそれで残ると
思いますのでそういった小さなものを描くのもいいと思います」
「こんな感じで掛けました。ウフフフ」
お気に入りの聳え立つ大岩壁、丁寧に描きました。
岩、かっこいいなぁ~。
SNS全盛の今、あえて手書きの絵日記、試してみてはいかが?
午前11時、再び出発
向かいの国見尾根で朝日さんが是非案内したい巨岩があるそうだ。
ちょっと寄り道、どんな岩だろう?
気温も20度まで上がり、蝉が一斉に鳴きだした。
@エゾハルゼミ
エゾハルゼミの大合唱だ。
「新緑のトンネルが凄く気分がいいです」
あんな所に鹿がいる。
「鹿ってあんなに綺麗な色でしたっけ?なんか光って見える」
若い雌の毛並みが艶々輝いてる。
「ヤッホ~」
声を掛けてみると、あ~、逃げられちゃいましたね。
そろそろお目当ての巨岩かなぁ?
「あっち側見てください。は~い、大きいですねぇ。
これ天狗岩って言います」
天狗岩?
@天狗岩
どこが天狗の鼻だろう?
幾つもの亀裂がはしる花崗岩。途方もない時をかけ、こんな形になったんだぁ。
「反対側を見てください」
こっちも凄いですねぇ。
「これ、ゆるぎ岩って言います」
@ゆるぎ岩
何でそう呼ぶんですか?
「えっと、岩の一部が乗るとグラグラ揺れる所があるんですよ」
登山道を外れ、登ってみることに。浮石もあるので気を付けよう。
「結構怖いかも。おっと、よいしょ」
ロッククライミングの経験もある朝日さん、慎重に登って行く。
「ここ、一番上」
両足を動かし、岩を揺らしてみると
「揺れてる?何か石がザラザラいて下でミシミシいってるのが聞こえますよ」
ゆるぎ岩によじ登り、不思議なパワーを感じた朝日さん。
その魅力を全身で受け止めている。この山には80年以上に渡る
クライマー達の歴史が刻まれている。
<山旅スケッチ>
御在所岳の北東にある高さ400m、幅800mの巨大な岩の壁、
藤内壁(とうないへき)
@藤内壁
昭和の初めに切り開かれ、その後クライマー達のトレーニングの場として
親しまれてきました。
*長野県山岳協会 提供
〇加藤幸彦さん
ここで腕を磨いたのが加藤幸彦。当時登るのが最も難しいとされていた
7000mのギャチュンカンに初登頂を果たしました。
〇1964年 ギャチュンカン 初登頂
子供の頃から御在所岳につめた尾崎隆。
〇尾崎隆さん
1980年 エベレスト(チョモランマ)北壁初登攀(ほくへきはつとうはん)
エベレスト北壁を世界で初めて登り切りました。
この藤内壁に半世紀以上登り続ける増井行照さん
〇増井行照さん(72)
この壁からアルプスやヒマラヤに挑んできました。
増井さん「人生の大部分をこの御在所の中で過ごしてきた。
自分の庭のようなもの。大事に扱っていきたい」
そして、今も多くの若者たちがこの壁から世界を目指しています。
クライマーの女性「将来、ほんと将来、パタゴニアとかに行きたいですね。
その中、練習がここで積めたらなぁって思っています」
クライマー達は夢を抱いて登り続ける藤内壁です。
御在所岳の山頂を目指す途中、もう一つの巨岩へ。
「石門(いしもん)です」
@石門
石でできた大きな門みたい。なんだか神々しいなぁ。
「岩にも登って行けるので行ってみます」
石門の上に登るとそこは自然が創った展望台だ。
「緑の絨毯みたいですね」
ヤシロツツジなどの新緑がどこまでも広がる。
岩だらけの登山道が整備された道に変わった。
「あそこが山頂ですよ。もう少しですね」
今日は一日絵を描いたり寄り道したり楽しみながら登ってきた。
@御在所岳(1212m)
「は~い、御在所岳山頂に到着しました。1212mまで上がってきました。
お疲れ様でした」
*正式な標高は1211、95m
ありがとうございました。
山頂の展望台へ。
「わぁ~、気持ちいいですねぇ。鈴鹿の山が一望できますよぉ」
西に聳える雨乞岳、北に目を向けると50kmに渡って連なる鈴鹿山脈が
一望できる。最高峰の御池岳も遠くに望める。
「琵琶湖です。ちょっと霞んでますけどなんとな~く見えてますよぉ」
遥か向こうには琵琶湖が光ってる。
〇イラストレーター 朝日陽子さん
「何か1200mの山って聞くとどうせ低山でしょっていうように
思いがちなんですけど、岩あり景色も開けてきたり、樹林があったり
バラエティーに富んでいて山の楽しい所を凝縮してるなぁと思います。
岩と植物の組み合わせがそれだけで芸術品なのでそれを描くって
いうことが楽しかったです」
夏の初め、巨大な岩と思いっきり戯れ御在所岳の懐の深さを
体で感じた山旅でした。
日をまたいでの御在所岳のご紹介でした。いかがだったでしょうか?
巨石のワンダーランドの御在所岳。いろいろな方々に思いがある山ですね。
8月31日(月)BSプレミアム
にっぽん百名山 「北岳・間ノ岳」
日本で二番目の高さを誇る南アルプスの北岳、そして三番目の間ノ岳
12:30~13:00 再放送 予定
ご興味がある方、ご視聴をいかがでしょうか?
gen_rin
2020/08/31 22:33:34
こんばんは!久しぶりに暗くなりましてから雨が降りました。
長時間歩くと汗はかきましたが、それでもここ最近の中では涼しいです。
おお~なるほど~シェルパですか。
ああ~10号、日記にも書きましたがこれからが台風の時期です。
ももさんの地域や周辺で被害が出ないことを心よりです。
マイナスばかりいうのもなのでですが、台風1個ずつで秋に近づいて涼しくなるこれからですね。
なのでこの暑さもうしばらくですので気を付けていきましょう。
秋には美味しい味覚でも召し上がりましょう。
もも
2020/08/31 19:57:09
涼しくなったらシェルパに寄ってみようと思いますw
台風は9号まではそれてるけど、10号からは東寄りのようです(^_^;)