コーデ記録~竜のみる夢
そこは、赤々と沸き立つ火山。
あるいは、轟々と流れ落ちる瀑布の裏。
はたまた、凍てつく氷の城。
そして、雲上の楼閣。
竜は微睡む。
金銀財宝を抱え込み、煌々と眩いさらなるお宝の夢を。
ああ、金銀財宝が欲しい。
はい、俗物です。
竜でも、カラスでもありませんが、
ヒカリモノは大好きです。
そりゃあ、宝石だったら言うことはないでしょうけれど
「宝石」と言えるような大層な代物なぞ所持してはおりません。
……うん、本当に無いな。
金銭的に購入する余裕もありませんが、
身に着けるならば貴石の方が好きだったりするし。
入手もしやすいし。
どっちかというとカラーストーンが好きなんですね。
カラーストーンと言っていい宝石だってありますが、
くれるんなら欲しいですけど?
パパラチア・サファイヤとかアレキサンドライトとか
ピンクダイヤモンドとか。
……買えるかっ!
本人、安物なんで、ガラスも好きです。
ビー玉どころか、調味料の入っていた瓶すら捨てられぬほどに。
ちなみにですね。
資産として考えるなら金のインゴット一択ですよ?
宝石は余程のものでもない限り、
年々資産価値は落ちます。
なぜなら、カットやら土台に流行りがあるから。
じゃあルースで持っていればいいと思うかもしれませんが、
研磨やカットしていないと宝石としての値打ちは低い。
よく宝石のリフォーム宣伝してますが、
思い出や思い入れがなければ新しく自分好みのを購入する方がお勧め。
意外と高くつくんです。
安いものじゃないんです。
そしてですね。
がっつり大きな宝石のついたアクセサリーなぞ、
似合う人はマレです。
身に着けていることに慣れていないと負けます。
もうだいぶ前ですが、ヴィクトリア&アルバート美術館の一室で、
英国王室のジュエリーを見ました。
正直、キンキラしすぎていたことしか覚えていません。
あと重そうとしか。
世界が違いすぎると欲しいとか憧れるとか、
そんなことも思わないのだと実感しました。
ああでも、それでも金銀宝石は欲しいです。
コレクター気質があるので、
竜にとっても親近感が涌きます。
コーデは、人化できるドラゴンが
本体が眠っている間、人の姿を取っているイメージ。
使いどころの難しいロココヘアが本領発揮しました。