もえーん

虫は悪くない

日記

庭にやってくる虫の写真を時々撮っているのですが、昨日はアカボシゴマダラがやってきました。
黒白ツートンの模様に、後翔の赤い斑紋が映える綺麗な蝶ですが、実は要注意外来生物。エノキなどで成育しますが、他のエノキを利用する蝶よりも繁殖時期が早いので、在来種の繁殖場所が奪われてしまうため、発見しだいに駆除が基本なのです。今回は逃げちゃったけど。
国内で初めて発見されたのは1995年の埼玉でしたが、それほど発見例は増えずにいたようです。
それが2003年ごろに神奈川の藤沢あたりで発見され、その後20年足らずで関東全域から静岡あたりまで分布が広がってしまいました。
おそらく愛好家が飼っていたものが大量に逃げたか、放虫ゲリラかのどちらかです。外国産の生きた蝶を国内に持ちこむこと自体が違法ですが。放虫ゲリラというのは、まあ愉快犯です。増えて困っているのを見て喜んでるということですね。何が楽しいのか理解に苦しみますが。。