重賞展望
今週末はエリザベス女王杯、武蔵野S、デイリー杯2歳S、福島記念の4重賞。2週続けての4つはハード。ただここから年末まで毎週GⅠあるし楽しみやね。
【エリザベス女王杯】例年は京都外回り2200やけど今年は阪神内回り2200での開催。このコース唯一の重賞宝塚記念はテンから流れやすくRのきつい1~2コーナーで一旦緩むけどそこから6F前後の超ロンスパ戦になりやすい日本一タフなGⅠ。血統的にも欧州のスタミナ血統が幅を利かせることからもスタミナや持続力のある馬が好走する。同じような感覚で買えば良いかというと個人的にはちょっと違うかなと。まずは馬場。梅雨時で芝が荒れに荒れてる宝塚の時期と違って今の阪神はかなりの高速馬場。あとはメンバー構成。古馬のトップクラスが揃う宝塚記念に対してエリザベス女王杯は牝馬限定戦。しかも今年のメンバーはこれといった逃げ馬不在。テンや道中そこまでタフになるとは考えにくい。緩い流れからの4~5Fのロンスパ戦と見る。となると勿論最低限のスタミナは必要やけど最後はスピードの持続力が求められるのでは?血統的にそういうレースに強いのはトニービンを初めとするナスルーラ系の血やけどこれはあくまで推測。
ラッキーライラックは去年の秋以降は前半緩い流れをインで脚をためて速い上がりを使って勝つような競馬が板についてきた。宝塚よりは流れは合いそうやけどロンスパ戦になりやすいこのコースへの適性がどうか。ノームコアは前走で指摘したように中距離戦では負荷の軽い馬場でしか結果を残してへんかった馬。その札幌記念は勝ったけど内枠と差しが有利になるレースやからこれだけで裏付けにするのは弱い。1週前追い切りが良くなかったのも気になる。消すのは怖いけどヒモまでかな。ラヴズオンリーユーは状態面が今一つやったり馬場に泣かされたりでパフォーマンスを落としてるしベストは今回みたいな小回りより大箱コース。ただオークスの内容から高速馬場・緩急の少ないペースでスピードの持続力を求められるレースは合う。センテリュオは高速馬場でスピードの持続力を活かすのが得意なクラフティワイフ牝系。あとはタフな競馬が得意なバレークイーン牝系のエスポワールは多少馬場が渋って上がりのかかる馬場なら面白い。サトノガーネットはペースが流れて外差しが決まるレースになればチャンスはあるかなと。