すずき はなこ

友達んとこで、本の話になったので。

小説/詩

ニコ友さんのところで、本の話になったので、

ふと、わたしの大好きな本のことを思い出しました。
大好きな・・・というか、
実は、子供のころ、いろいろ複雑な事情があったので、
この本が、心の支えになっていました。

「小公女」バーネット原作です。
境遇は似ているのですが、「にんじん」という本もあります。
でも、「にんじん」はキライでした。
主人公に感情移入ができなかったんです。
「にんじん」は、結局は親の影響を受けて、
ひねくれた子供になってしまった。
わたしは、どうもそこに蟠りを感じてしまったんです。
もっとも、「にんじん」には、
「小公女」のように幸せな結末もありませんでしたから、
こっちの方が、虐待下で育つ子供の心理をよく表してはいるのでしょう。

大人になっても「小公女」の本は大好きな本の一つで、
何冊も買っています(もちろん原作英文も)
勧善懲悪の単純な筋書きですが、
子供のころは、この本を抱いて寝ましたね~。
思い出すなあ。
わたしがあの環境で非行に走らなかったのは、
ひとえに「小公女」のおかげです。

一言では言いにくいんですが、
子供の時に、支えになってくれる本と出合えたのは、
ほんとにラッキーなことだったんですね。
今でも、感謝します。
良かった~♬


#日記広場:小説/詩

  • あーにゃ

    あーにゃ

    2020/12/26 17:18:16

    「小公女」は私も子どもの頃に大好きだった本です。
    「にんじん」が好きじゃなかったのも同じです。
    セーラの屋根裏部屋が毎日素敵になっていく場面は、本当に何度も読み返したなぁ。

    子どもの頃に出会った本が、その後の自分を作ってくれる、というのは
    ものすごーく同感です。
    児童文学や昔話は、単純な勧善懲悪だったり素朴だったりするんですが
    それだけに、人間として最も大事なことを
    すごくわかりやすく骨太に語ってくれているのだと思います。
    だから長い長い間、読み継がれたり語り継がれたりしているのだと。

    私にも私の人生を決定づけてくれた本があります。
    1冊じゃないので書き切れないんですが。
    その後、大人になっていろいろな経験をしてきているけれど、
    やっぱりその時に本からもらったことは
    私の中の「屋台骨」になっているのだと感じています。

  • にこる

    にこる

    2020/12/26 16:56:57

    ジュブナイル版と原作ではちょこっと違いがあって、ミンチン先生とその妹が大喧嘩するくだりを
    「ここはジュブナイル版に是非入れるべきでは?」と不思議に思ったものです。

  • 凸凹

    凸凹

    2020/12/26 00:45:38

    わたしも名作劇場で「小公女セーラ」を観ていました。
    放送時はもう子供じゃなかったですけどね。
    善因善果、悪因悪果となる分かりやすいアニメって、最近あんまり
    見かけませんけど、結構大事だと思うんですよね。
    いじめられているところは見ていていたたまれなくなりますが。

  • らんなー

    らんなー

    2020/12/25 23:09:22

    アニメの名作劇場「小公女セーラ」は観てます。
    部分的にしか思い出せないですが…何度か夢に出てきて苦しい思いをしましたね。
    どこか心理的に似た思いをしてたからでしょう…

    「にんじん」は酷い話ですね~ これも名作なのかな?…
    今だと児童虐待で放送される事はないかもしれませんね…(´ω`) ンー…

  • Mt.かめ

    Mt.かめ

    2020/12/25 22:15:18

    こちらこそー。
    なかなかおしゃべり出来ない日常ですが
    はなこさんと、これだけ本で盛り上がれてすごく嬉しいヽ(^o^)丿
    嫌いな絵本よ、ありがとー(笑)
    イギリスの話、割と好きなんです。
    チェスタトンなんかも手に入るだけ読みました。
    ルイスキャロルも愛読書ですし。そうそう「エルマーのぼうけん」も
    たしかイギリスの人じゃなかったかなー。あれは「面白くて読み終わるまで寝られなかった」
    初めての本だと思います。英語版も大人になってから読みましたヽ(^o^)丿

  • すずき はなこ

    すずき はなこ

    2020/12/25 21:57:06

    Mt,かめさん、今日は、いろんなことに気づかせてくださってありがとうございます。
    「小公女」も舞台は、イギリスでしたよ。
    オープニングは、霧のロンドンから始まったような記憶が・・・

    「クリスマスキャロル」から、ここまで飛んできましたねー。
    ありがとうございます。

  • Mt.かめ

    Mt.かめ

    2020/12/25 21:48:45

    わかりますー。
    わたしもまだ人生経験の浅いころ
    本を山ほど読んでいたことが救いになったと思います。
    「世界は広い。学校と家だけが世界じゃない」ということを
    無意識化に刻んでいたのが今につながっていると思うんですー。
    そうじゃなかったら、今頃は存在してなかった可能性も高いものですから(笑)
    「小公女」も読みました♪