セカンド

それは黒いシミ

小説/詩

白いテーブルの黒いシミを消す
白い壁紙の黒いシミを消す

冷水に浸したタオルを絞り
力を込めてこする

消えない
何度拭いても

次の日もまた次の日も
私はこすり続けた

ある日そのシミから
赤いものが流れ始めた

瞬間たじろぐ私がいた
そのシミには赤い血が流れていたのだ

シミが
生きている

その時初めて痛みを感じ
それが自分の影であることに気が付いた

私は自分を痛め続けていたのだ

一点のシミに集中するあまり
心の影を自分で傷つける

それが毎日の日課だったなんて

私は振り向きカーテンを開けた
さらに窓を開けると冬の冷気が部屋に入り込む

暖かな日差しが溶け肌を潤す
黒いシミは影はさらに濃くなった

私はテーブルを撫ぜ
壁に頬ずりをした

黒いシミは完全に影に同化し
なぜかそこに少しの温かみを感じた


なんとなく浮かびました
昼の12時なのに寝不足の頭はボ~ッとしてます

レースのカーテン越しの影の色は淡い?
そんな風に感じたもので・・・^^








  • セカンド

    セカンド

    2021/01/08 11:28:20

    令実 様

    慢性睡眠不足でしょうか?
    さらにコタツに入っているとダメですね^^

    色々な問題や悩み
    解決策が見つかればいいのですが・・・

    孤立しないことが大切なような気がします

    緊急事態宣言も発令されました
    さらに孤立が深まる人もいるでしょう

    コロナ禍は色々な問題を引き起こしていきますよね













  • 令実

    令実

    2021/01/08 00:13:08

    寝不足?夜更かししたのでしょうか?
    でも、とても心に染みる詩です。
    今の世の中を明るく乗り切れるてる人はいいけれど、
    鬱々とした暗い影に囚われてる人もいるかもしれません。
    そういう人が何とか頑張って暖かな日差しを見つけ、乗り切ってほしいなと、
    そんなことをしみじみ思ってしまいました。