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日本百名山 ~BSプレミアム~ ①

レジャー/旅行

こんばんは!8日(金)は西日本から東日本日本海側と北日本を中心に
雪が降るでしょう。暴風雪、高波、大雪に警戒・注意してください。
南西諸島は曇りや雨となるでしょう。その他の地域は晴れる所が多いものの、
西日本太平洋側は雲が広がりやすく、雪の降る時間がありそうです。

訪れるのは岩手の焼石岳(やけいしだけ)。
紅葉に染まる嫋(たお)やかな稜線を歩き、
染まるみちのくの秋に出会います。

色づく麓のブナ林
秋 山の恵み
神秘!ご来光
紅葉で彩られた山肌

            みちのく波打つ紅葉の山へ
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              岩手 焼石岳

岩手と秋田県に広がる焼石連峰。
その主峰が焼石岳(1547m)です。

山頂部にはかつての噴火で生まれた溶岩台地が広がり、
秋は一面紅葉で色づきます。

JR北上駅から車で1時間程。
山の北東にある登山口、夏油(げとう)温泉(580m)です。
ここでガイドさんと待ち合わせ。

おはようございま~す。

ガイドさん「あっ、おはようございま~す」

よろしくお願いします。

〇登山ガイド 五十嵐潤さん

「はい、登山ガイドの五十嵐潤です。よろしくお願いしま~す」

大手企業のエンジニアから転職しガイドになった五十嵐潤さん。

〇妻 理沙さん

夫婦で東北の山々を案内しています。

見どころは何ですか?

「はい、焼石岳ですね、夏はお花でとっても有名な山なんですけども、
 実はこの秋の紅葉もとってもいいんですね。
 今日は夏油温泉から登って行きますけども。下の方ではあの、
 ブナの綺麗な紅葉。上部では草紅葉(くさもみじ)の綺麗な紅葉と
 いろんなタイプの紅葉を満喫できると思います。

秋の焼石岳を目指す一泊二日の山旅。

1日目

夏油温泉から色づくブナの森へ。
夏油川を渡り岩場の急登を越え、
最初のピーク経塚山(きょうづかやま)へ。
稜線を下り宿泊する山小屋へ。

2日目

早朝に出発し、ご来光を堪能。
紅葉に彩られた稜線を進み東焼石岳へ。
さらに大展望が広がる焼石岳山頂を目指します。

下山は中沼登山口へ。
全行程21km、中級車向けのルートです。

*撮影:10月中旬

午前7時、しゅっぱ~つ。

夏油温泉を通って山に向かいます。

「この夏油温泉って850年以上の歴史があるそうですよ」

850ね~ん?へぇ~。
建物も趣があってタイムスリップしたみたいだな。

「そ~うですよね~、昔ながらの湯治宿の雰囲気残してますよねぇ」

鄙(ひな)びた雰囲気が素敵だなぁ。

すぐ山道へ入って行きます。

「夏油温泉の裏はブナとか広葉樹の森になってますね」

ブナの森かぁ。

「あっ、このブナ立派ですね~。
 樹齢200年ぐらいいってそうなおっきな立派なブナですね」

幹周りは3m程、おおき~。

〇ブナ

「夏油温泉周辺は豪雪地帯で針葉樹があんまり発達しにくいので、
 ブナを主体とした広葉樹の森に広がっているんですね」

豪雪だからブナが多いんだ。

「まだ緑の葉っぱが残ってるけど段々紅葉進んできてますね、
 上の方黄色くなってきて綺麗」

ホントだぁ、色づき始めたブナ、緑と黄色が混じり合って素敵だなぁ~。

光が透けてステンドグラスみたい。

「まだ標高はそんなに高くないので
 登ってくることに色の変化が楽しめると思いますよ」

標高を稼ぐ程色づく紅葉。登るのが楽しみ。

「カエデの葉っぱもちょっと黄色くなってきましたね。
 あっ、ここ種が残ってますよ。分かるかな?」

〇カエデの果実(種子)

「羽が付いてる種なんですね、カエデは」

へぇ~、これが種なんだ。

「植物の種って羽が付いてるやつが多いんですよね。
 あ~、あそこのサワグルミの実なってますね。垂れ下がってるやつ」

はっ、一杯ぶら下がってる。

〇サワグルミの果実(種子)

「あれもね、あの、種に羽が付いてるんですけど」

そうなんだ。

「サワグルミの種はこれですね、これカエデの種ですね」

へぇ~。

「この羽は元々実の皮がこの変化して
 葉ねになったんで翼果(よくか)といいます」

〇翼果

翼が付いた果実を翼果っていんだ。

「例えばこのサワグルミ、沢沿いに生えてるグルミですので、
 沢、水面(みなも)に落ちるところを羽なんでよく浮かぶんですよ」

〇水に浮かぶサワグルミの種子

流れ着いた先で芽吹き子孫を増やすんだとか。

「一方このカエデはですね、種がこっちが中心から片寄っているので、
 ここを軸にこう遠心して凄く回りやすいんですね」

風に乗って遠くへと飛んでいく~、面白いなぁ。

〇風に乗るカエデの種子

出発から1時間程

うわっ、急な下りだな。

「あ、川近づいてきましたね」

下の方に川が見える。あそこまで下るのかあ。

「実はですね、ここに昔、橋が架かっていたんですよ。
 向こうに渡れたんですけども」

橋があったんだぁ~。

対岸まで架かっていた橋は2014年の豪雪で落ちてしまったそうです。
今は復旧工事の準備中なんだとか。

橋が無くなってしまったからこんな急斜面を降りるんだなぁ。

「よいしょ」

下り切ると五十嵐さん、川の状態を確認します。

「今日は水量がそんなに多く無いので普通に渡れそうですね」

でも油断は禁物。

〇夏油川

経塚山の西側から流れる夏油川。
雨が降ると驚くほど増水するんだとか。
天気予報のチェックも含め、細心の注意が必要です。

ここで五十嵐さんが取り出したのはサンダル。

「かかと付きのサンダルがあるとあの、安心して歩けますし、
 この前もこういう風にカバーされてるタイプだと
 足も保護されて安全に行けるので」

裸足(はだし)で渡るのは危ないんですって。

さぁ、慎重に川を渡って行きます。

「やぁ、冷たそうだな~、あっ、冷たい。
 やぁ~、これ10度は無いですね」

キンキンだ~。

「あっ、冷て~、あっ、いやっ」

渡り切った。

「無事に渡れましたね」

ありがとうございました。

ここで山旅スケッチ。

今回はこの夏油川を渡り反対側の所に渡り切ったところで終わります。
次回は秘湯の夏油温泉の説明をある方にご説明をしていただくところから
始める予定です。

  • gen_rin

    gen_rin

    2021/01/08 15:33:42

    こんにちは!晴天でしたが雲が増えてまいりました。
    陽射しが無くなり気温が下がってきました。
    らるさんの地域はいかがでしょうか?
    らるさん、お忙しいところありがとうございます。
    はい、ゆっくりの時にお読みくださると幸いです。
    冷えますのでどうぞご体調を崩されないようにお過ごしくださいませ。

  • らる

    らる

    2021/01/08 14:28:51

    わ~ ゆっくりまた読みに来ます♪

  • gen_rin

    gen_rin

    2021/01/08 01:16:35

    こんばんは!
    なるほど~、そうでしたか。宮城は素晴らしいところですね。
    はい、是非岩手や秋田も訪れてみてください。
    といいましても、私も全域はありませんので私もまた伺いたいです。
    東北の山々には下のほうに湧水がある地域の近くにはほぼ素敵な森がありますよね。
    岩手ですと岩手山、和賀岳。秋田にも内陸の阿仁や素敵な所が沢山ありますね。
    夜はお酒とお肴で一杯ですね。あはは。
    結構名物も多いですし、素敵な温泉も沢山ありますよ。
    入浴してみて秋田県田沢湖近くの乳頭温泉の銀世界で入れましたのは最高でした。

  • もも

    もも

    2021/01/08 00:44:10

    東北は宮城しか行ったことっがないので岩手秋田行ってみたいですw