コーヘイ

重賞展望

日記


クロフネ。芝でも強かったけどダートではもっと強かった芦毛の怪物。武蔵野Sの勝ち時計1分33秒3には度肝抜かれたなぁ。アグネスタキオン、ジャングルポケット、マンハッタンカフェらがいる最強世代の中でも一際存在感のあった馬でした。種牡馬としてもカレンチャン、ホエールキャプチャ、アエロリット、ソダシらを輩出して最近ではクロノジェネシスやノームコアの母の父としても有名。活躍馬に牝馬が多く直系の繁栄は難しそうやけどその血は後世まで残るはず。ありがとうクロフネ、安らかに。

今週末はAJCC、東海Sの2重賞。

【AJCC】中山2200は序盤急坂でその後はずっとなだらかな下りで最後またゴール前急坂。中盤のペースは緩みにくくそのままロングスパートに入る持続力コース。トップスピードやギアチェンジ力は問われにくい。あと気になるのは馬場。外差し傾向が強くなってきてるしドスローやない限りは中団~差し馬を中心に狙っていきたい。血統的にはステイゴールド、ロベルト、サドラーといった冬場の中山中距離戦らしい血が目立つ。

アリストテレスは菊花賞が古馬のGⅠでも好走可能なほどの好内容。だから有馬で狙いたかったんやけどね。能力的にはここでは頭1つ抜けてるし血統的にもロベルト、サドラーが入ってるしタフなレースに強いバレークイーン一族。トップスピードを求められるスローは苦手やとは思うけど11秒フラットは踏めてるしこのメンバーならそこも最上位。気になるのはやっぱりソラを使う面でこういうタイプは強い馬相手に好走したかと思ったら格下相手にコロッと負けたりもするからね。馬券圏内は外さんと思うけど1着固定とかは危険かも。ヴェルトライゼンデもタフなレースに強い血統。菊花賞はレース中にトモを痛めたとかで度外視していいはず。中山は得意やし3F瞬発力戦とかにならん限りは好走すると思う。何かこのレース堅そうやねwサトノフラッグもトップスピードは凡庸で持続力タイプ。コース適性は高いと思うけど菊花賞は外差し馬場を最大限活かした競馬やったし能力、タフ馬場への適性も上記2頭には劣るかなと。しかもその2頭より1キロ背負わされるからね。ウインマリリンは好走レースは前傾ラップか前有利な馬場を活かした形で後半ロンスパ戦での適性は未知。人気次第やけどそこまで高い評価はしにくい。ステイフーリッシュは去年の2着馬でこれもスピードや瞬発力を求められにくいこのコースは合う。血統的にもステイゴールド産駒で母系にロベルト持ち。あんまり荒れそうにないけど敢えて穴を挙げるなら去年3着のラストドラフト、頓挫明けの有馬を叩いて状態が上がってるなら荒れ馬場消耗戦得意なモズベッロ、欧州の重厚な血統のベストアプローチあたりを。