キャベツウニ
今日はつべでウニの駆除をしている動画を見つけた
ウニなら食べれるのにどうして駆除をするのだろうかと思い調べてみた
どうやら海水温が上がると磯焼けという状態になるらしい
磯焼けとは海藻がなくなってしまう現象
海水温があがると南方の魚のアイゴが南下せずにそのまま越冬し海藻の葉を食い尽くす
そうなると食べ物が無くなったウニが海藻の茎の部分の芽を食べてしまう
海藻は芽が残っていれば成長するが芽のないものはどうにもならないそうだ
そうやっていったん海藻が無くなってしまうと地上の植物と違ってなかなか回復しないという問題
ウニなら食べればいいと思ったがそういった環境のウニは栄養失調で中身が詰まってないものらしい
そして特に繁殖力の強いムラサキウニが問題となっているそうだ
そんなことを調べているとキャベツウニというものを見つけた
このウニの増殖の解決策として考え出された方法のようだ
ウニは雑食なので何でも食べる
本当になんでも食べるのなら産卵の時だけ養殖して太らせればいいと考えたようだ
それで多様な食品残渣を与えていたところは野菜は食べ続けた
ウニの養殖は昆布を与えるのだが昆布だけだと飽きて食べなくなるからたまに別の物を与えるらしい
そして栄養的にみれば海藻も葉野菜も大きな違いはないらしい
それでなぜキャベツなのかというと産卵期の四~六月に取れる葉野菜がキャベツのようだ
そして三か月の飼育の後で割ってみると身入りがよくなっていた
さらに普通のウニよりも甘みが増しているらしい
これが一般化すれば手頃なウニが多く出回るのかもしれない