重賞展望
【フラワーC】スプリングSと同じ中山1800でロンスパ戦になりやすく、トップスピードやギアチェンジ力が問われにくいコース。ペースはスプリングSよりは前半スローになりやすいもののこの時期の牝馬にとってはかなりタフなコースやからか、血統的にはスプリングSと比較するとサドラーやヌレイエフら欧州スタミナ型ノーザンダンサー系が目立つ。他にもロベルト、グレイソヴリンらスタミナの裏付けとなるような血が重要。
ユーバーレーベンは阪神JF3着とここでは実績最上位。その阪神JFは割と中盤締まった流れやったし、札幌2歳Sはハイペース。3F瞬発力戦になったアルテミスSは不利があったとはいえ惨敗とスローの決め手勝負は向いてへんと見て良さそう。ここも前半や中盤である程度流れるなら有力。ただ疝痛でチューリップ賞を回避してるからね。1番人気で本命にする考えはない。リフレイムは血統通り気難しさや淡白さのある馬で馬込みでの競馬も現状出来そうにない。父母とも米国色が強いしここに向きそうな印象は全くない。ホウオウイクセルはフェアリーS2着の実績はあるけどメンバーレベルは低かったと思うし展開が向いたのも間違いない。これも高い評価はでけへんかな。そのフェアリーSで暴走して差し有利の展開を誘発したクールキャットの巻き返しはあり得る。不向きな瞬発力戦やったアルテミスS5着だけ走ればここでは上位。半兄トリオンフは中山重賞勝ち馬。穴っぽいところではルースはパワーや持続力が武器で半兄ヤマカツエースは中山巧者。イズンシーラブリーは好メンバーが揃ったクイーンS5着なら悪くない。全姉トーセンブレスはこのレース2着。