【毎日王冠】阪神外回り１８００は向正面スタートでほぼ平坦、４コーナーの残り６００辺りから下って最後ゴール前の急坂。去年は雨＋前傾ラップになったけど基本は中盤しっかり緩んで３～４Fの上がり勝負。ギアチェンジ力やトップスピードの速さが必要なレース。加えて紛れの少ないコースでもあるから能力差が顕著に出やすく無理な穴狙いは厳しい印象。血統的にも過去５年の馬券圏内１５頭中８頭がディープ産駒と圧倒的。母系はノーザンダンサーやミスプロが目立つかな。

グレートマジシャンはセントポーリア賞の内容から普通に強いとは思う。ただ33,3の上がりを使えてる馬に言うことではないかもしれんけど、全兄はみんな速い脚を使えへん鈍足タイプでこの血統が速い上がりを求められるレースで強いとはまだ半信半疑なんよね。高速上がりが出やすい東京やから出たって可能性も残しておきたい。重視はすると思うけど不動の本命ってほどの信用はまだしてへん。シャフリヤールは全兄アルアインが前半からある程度流れるレースが得意やったスピードが武器のタイプやったけど共同通信杯を見るとこの馬も３Fの瞬発力戦は得意ではなさそう。ここも締まったペースになるなら好走濃厚やけど例年通り緩むならやっぱり最後キレ負けしそう。ルペルカーリアは半兄サートゥルナーリアがめちゃくちゃ斬れる馬やったけどモーリス産駒のこの馬は２戦を見る限り斬れる脚を使える印象はない。これも中盤締まったペースにならなキレ負けすると思う。とまぁ、不安要素ばっかり書いたけどこれらの馬を決め手で上回りそうな馬はって聞かれると困るｗ流石にこのコースで能力の足らん馬を狙うわけにはいかんしね。強いて挙げるなら新馬戦の勝ち方がなかなか良くて好馬体なディープ産駒のプログノーシス、未勝利勝ちが好時計で新馬はスローで届かんかったロジローズくらいかな。