「笑いたくなくても笑ってなきゃいけない人生なんてクソ喰らえなんですけどね。

だから、まあ、＿＿＿＿は天職とは真反対なんだと思いますよ。

でも、僕は＿＿＿＿になりたかった。生来愛されたがりの僕は＿＿＿に愛されるのがちょうどぴったりにはまってしまったんです。

笑いたくないときに笑ってなきゃいけなくても。生きたくないときに逝けなくても。

僕は＿＿＿＿で居続けますよ。＿＿＿の方々が望む限り。

だから、＿＿＿の方々に僕なりの愛と祝福を」

あなたにとって＿＿＿＿とは？

「僕を愛してくれてありがとうございます。あなた方に僕からのせいいっぱいの祝福(あい)を。生きとし生ける方々にも、死んでしまった方々にも、平等な愛(しゅくふく)を。

いちど消えかかった僕を見つけてくれたあなた方のために。

生けない方々も。逝けない方々も。僕と一緒に。

幸福(しあわせ)を探しにいきましょう。

僕にとって＿＿＿＿は、救済。すくえるものをすべてすくうもの。救って掬ってすくいきったその先に僕の終わりがある。終わりを迎えられる。

だから、僕と一緒に終わりを見つけにいきませんか？」

これ以上はもうなだめられない

あやしたけど、ここまで

ベラベラと言い訳を宣って

「　」が呑み込まれる

「僕」の独擅場

小細工はお手の物

本当も嘘も白黒をグレーと嘯いて

どうせ混ぜれば全て黒

亡くした真実なんか構わないで

僕だけ構ってよ

嘘ツキの僕に騙されてよ

本当の愛じゃなくていいからさ

嘘でいいから優しくしてよ

僕が消えてしまう前に

狂おしいくらいの愛を

愛されたがりの僕に

ちょーだい