コーデ記録~桜前線北上
近所の八重桜が重そうに満開になっている。
八重桜も好き。
可愛いし、桜餅っぽいし。
でもあたり一面を染めるように花開く、ソメイヨシノは特別。
さっさと咲いてさっさと散った桜の木の葉ばかりを恨めしく眺めていたら、
思いついてしまった。
もっと北に行けばいいのよね?
現在、桜前線は東北縦断中らしい。
ああ、いいわね。
以前、一足違いで花が見られなかった高遠とかどうだろう。
ついでに信州で杏の花も見て。
北へ北へと本州の先を目指そう。
ひとまず、弘前城の桜が目的かな。
そして津軽海峡を渡って北海道。
五稜郭の桜もみたいわ。
ゴールは5月中旬開花予定の釧路。
桜を追って旅する春、最高よね?
以前から。
ものすごく資金と時間があったら、
沖縄から北海道まで桜前線と共に旅したいと憧れています。
おいおい寄り道もして。
約2か月、ひたすら桜を満喫したい。
現状、無理も無理ですけど憧れます。
桜の着物や桜色の着物でね。
そんな気持ちで本日のコーデ。
桜いっぱいの幸せ。
そんなコーデの裏でダークなことも考える。
やはり西行法師の
「願わくは花の下にて春死なん その望月の如月の頃」
に憧れてしまう。
そして「櫻の樹の下には屍体が埋まっている」(梶井基次郎)
となると笑えませんが。単純に迷惑だ。
それが転じて『桜の森の満開の下』(坂口安吾)になったら、
さすがに怖いですね。
でもあの話はむしろ、途中の蛭の森がこわい……。
ちなみに、『桜の森の満開の下』は、
読んでもいますが、むしろ
「白石佳代子の百物語」で見た(聞いた?)印象の方が強いです。
不思議な空間でした。
途中から行けなくなった(チケット的に)ので比較的初期しか観てませんけど
あんな空間は他にないと思う。
普段、自分が読まない作品などとも出会えて
「こわい」にも色々あると教わったものです。
多分最後に観たのが「阿部定調書」(正式名称忘れた)。
あれ、女はさして怖くないと思うんだ…。