日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
こんばんは!12日(月)は北日本から東日本と南西諸島は晴れますが、
西日本は雲が広がりやすく、九州では夕方から、
中国地方は夜から雨が降る見込みです。
冬枯れの
木立を歩く
静寂の森
月下
ナイトハイク
岩の峰
その頂へ
冬へ 美しき静寂の山
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山梨 乾徳山
〇登山ガイド 中島和也さん
ガイドの中島和也さんは山梨の自然に魅せられ25年前、移り住みました。
奥秩父や八ヶ岳を中心に一年を通してマルチな活動をしています。
*撮影:11月末
前回は1日目山梨の果物から生まれた乾徳山が生んだ
陶器のご紹介を致しました。
今回は2日目に入りまして、そこから山頂を目指して進みます。
2日目
午前8時
あ~、朝日が眩しい。
「気温が低いんで、空気がピーンと張りつめた感じしますねぇ」
「あっ、ちょっと向こうご覧ください。
空ですねぇ、彩雲(さいうん)が出ています。
雲のところに虹のように色が出てますねぇ」
ほんとだ~、雲が七色に光ってる。
「あ~、凄い、凄い」
彩雲は雲に含まれる水蒸気に太陽の光が反射して現れるそう。幻想的~。
「こうやって空気が澄んでる時にあの、見やすいと思いますねぇ」
シラカバやダケカンバの冬枯れの木立の中をゆっくり進む。
「上見ると青空とシラカバの白が凄い綺麗ですよねぇ」
〇ツグミ
〇シジュウカラ
すっかり葉の落ちた森は生き物たちも見つけやすい。
その息吹を感じながら山頂を目指す。
出発して30分、ゆうべナイトハイクで来た萱場(かやば)に出た。
〇扇平(おうぎだいら)
そこは夜とはまるで違う風景。
「黄金色とねまたこの青空の対比が素晴らしいですよねぇ」
眺めも最高。
色が多くなってきた。傾斜も厳しい。
はぁ、なかなかきつい。
中島さん、さっきまでの道と全然違いますね。
「そうですね~、まだまだこれからもっと険しい所ありますからねぇ。
あの、ガラッと雰囲気が変わります」
出発して1時間
一段と険しくなってきた。
「おっ、行けるかな?」
よいしょっ、はぁ~。
「はい、OKですね~」
「ちょっとねぇ、面白い岩があるんでご覧くださ~い」
わっ、割れてる。
「そうですねぇ、あの、真ん中が真っ二つに割れてますよねぇ」
何だか今流行りのアニメの主人公が刀で割った岩にそっくり。
あっはっはっははは。
〇髭剃岩(ひげそりいわ)
「あの髭剃岩って名前が一応付いてるんですけども」
髭剃岩?面白い名前。
「ちょっと向こうまで行けるんで、行ってみたいと思いますね」
え~。
割れ目の幅は50cm、どんどん狭くなってく。
髭が剃れてしまう程狭いことから、髭剃岩というんですって。
そして割れ目の向こうはこ~~~んな断崖絶壁。
う~~~。
この岩、凄い所にあるんですねぇ。
「そうですねぇ、この先もっと危険な箇所出てくるので、
全集中して行きましょう」
はい。
うわっ、危なっ、切れ落ちてる。
「そうですね~、もう断崖絶壁です」
気が抜けぬ。
ここも岩がそそり立ってる。
「カミナリ岩っていいます」
〇カミナリ岩
カミナリ岩?
「少しまぁ、ギザギザしていて、まぁ、あと所々滑るので
気をつけて通ってくださいね~」
岩の表面が凸凹と波打ってて、登りずらい。
よいしょっ、う~。
次から次へ現れる巨大な岩。
その間を縫うようにして登る。
乾徳山、上の方は岩だらけなんですねぇ。
「ほんとに岩のテーマパークみたいですよねぇ」
う~ん、確かに。
「は~い、見てください。これが鳳(おおとり)岩です。
山頂直下の一枚岩で、これが最後の難所になりますね」
ついにラスボス登場。
垂直に切り立った鳳岩、高さは20mもあるんですって。
これぞ乾徳山のシンボル。
「凄いでしょ~?まさにクライマックスですよね。
頑張って行きましょう」
*迂回路もあります
岩の下の方は表面がツルツル。
足掛かりが少ないので鎖をしっかり掴んで登る。
聳え立つ一枚岩をグングン登る、ついに鳳岩を登り切った~。
出発して2時間半
〇乾徳山 山頂(2031m)
「はい、ここ乾徳山山頂です。
標高2031mですね~」
お疲れ様でした~。
「まず、後ろご覧くださいね~」
わぁ~、凄~い。
「富士山ですね~」
南には美しい裾野を広げた富士山、乾徳山から見る姿も綺麗だな~。
〇南アルプス
南西には南アルプスの山並み。
甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、そして北岳、間ノ岳。
さらに荒川岳、赤石岳、聖岳(ひじりだけ)。
甲府盆地を取り囲む山々が一望。
空気が澄んだ冬ならではの大パノラマです。
「今の時期は色彩美しさってちょっと逃亡しいかもしれませんけど、
変わらないことによって冬芽の形の美しさとか木の樹皮の美しさとか、
樹形の美しさとかそういったもの目に入ってくるので、
そういった魅力が溢れてると思いますね」
〇登山ガイド 中島和也さん
「僕にとって乾徳山は色んな気付きを与えてくれる山だと思いますねぇ」
冬へ向かうこの時期だからこそ出会える自然の奥深さ。
ワクワクとドキドキ、新たな発見に心躍る乾徳山の山旅です。
三日間に分けました一泊二日の山旅。
一都四県に聳える甲府盆地を見下ろすように聳える乾徳山。
武田信玄公が再興なされました吉祥寺。
鎌倉時代からある由緒正しきお寺で武田家を守る為にですね。
徳和峠から登り沢山の葉っぱが落ちている所があり、
エビフライに似た赤松のマツボックリがありましたね。
リスさんが食べたものという自然を感じるものでしたね。
そして大平高原は以前は牧場で、そこからシラカバやミズナラの森を
進み、高原ヒュッテに宿泊をしましたね。
そして夜はナイトハイク。
鹿さんのお目目が光っていましたね。
甲府盆地にあります甲府の街の夜景が美しいですね。
一枚岩の髭剃岩とても大変でしたね。
乾徳山からぐるっと色々な名山が見える素敵な山でした。
gen_rin
2021/04/13 22:47:29
こんばんは!
ああ~、そうですね、佐賀にあるようですね。
佐賀のはド迫力なのでしょうか?
もも
2021/04/13 20:46:28
岩のテーマパーク?佐賀の巨石パークも真っ青( *´艸`)