コーヘイ

重賞展望

日記


今週末はマイラーズC、フローラS、福島牝馬Sの3重賞。今年は京都⇒阪神、福島⇒新潟開催に替わって例年の傾向は使えそうにない。阪神は日曜稍重までしか回復せんかったけど時計も上がりもかなり速い時計が出てた。相変わらずベースはかなりの高速状態。ただ差しも決まりやすい印象。新潟は開幕週やったけど雨で最後まで良馬場にならへんかったし芝のレースも少なくて判定不可能。そして今週からは東京開催がスタート。難しいけどまずはしっかり馬場読みから。

【マイラーズC】例年は京都1600やけど今年は阪神1600での開催。10年前まで阪神の重賞やったけど流石にその頃の傾向は役に立たんやろうし推測するしかないね。このコースの重賞が続いてるけど基本的には真ん中の2F緩んでのトップスピードや瞬発力が問われるコース。桜花賞やアーリントンCは短距離路線から参戦してくる馬が多いことから序盤や中盤流れることも多いけどマイル~中距離馬が中心の阪神牝馬Sはスローからの3F特化戦になることが多い。今年のマイラーズCは短距離路線からの参戦は少ないし、速いペースで逃げそうな馬も不在。馬場も考えると恐らくかなり速い上がりが求められるレースになりそうな感じやね。血統的には阪神牝馬Sがそうであるようにサンデー系を普通に重視すべきかな。あとはこれも王道血統のキンカメ系も合うはず。

パッと見て思ったのはえらいメンバーレベルが低いなと。あんまりここ向きな印象のある馬もおらんし低レベル戦になりそうな気配しかない。ケイデンスコールは新潟2歳Sはスローから速い上がりを使って勝ったけどその後好走したレースは時計のかかる馬場やったり序盤や中盤締まった流れでそこまで速い上がりを問われへんレース。現状阪神マイルで遅い流れやとキレ負けしそう。エアロロノアは前走のパフォーマンスが重賞級かと言われると微妙なところやけど、今年のメンバーなら充分通用しそう。めちゃくちゃ斬れるってほどでもないけどそれでもここでは上位やしね。血統通り機動力やパワーはある。急坂コースも合うと思う。アルジャンナはディープ産駒やけど溜めれば斬れるタイプではなく母系からもスピードの持続力が武器かなと。高速馬場は得意やと思うけど前半からある程度流れた方が良さそう。ギベオンはマイル戦は2年ぶり。溜めてどうこうってタイプではないからまずは前に行けるかどうか。人気薄での激走後というのもギャンブル的には狙いにくいところ。エアスピネルは最後に芝で好走したのが3年前。年齢的にスピードや瞬発力の衰えはどうしても気になるところで、だからこそダートを試したはずやからね。
人気サイドに買いたい馬は少ないけど魅力的な穴馬がおるかってなるとこれも微妙。クラヴァシュドールは近走は馬場や展開がタフで不向きな条件ばっかり走らされてる。久々の軽い馬場での阪神マイルなら復活があっても驚けへんけどどうやら福島牝馬S出走の模様。残念。他に無理矢理捻り出すなら力の要る馬場になるなら浮上させたいラセット、母系のスピード色が強くマイルの流れへの慣れが出る可能性はあるワールドウインズ、マイルCS1秒差以内で走ったベステンダンク。