日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①
こんばんは!19日(水)は北日本や北陸で雲が広がりやすく、
一部でにわか雨があるでしょう。
東日本から西日本の太平洋側と南西諸島は雨の降る所が多い見込みです。
九州南部から奄美では局地的な雷雨や激しい雨に注意が必要です。
これまでに大雨の降った所では土砂災害に警戒してください。
西日本の日本海側は午後を中心に晴れる見込みです。
訪れるのは福島の磐梯山。
白銀に輝く頂を目指し、ダイナミックな雪山歩きを満喫します。
瑠璃色に染まる沼
冬の森
躍動する生命
広大な湿原を
独り占め
雪と氷の造形
白銀をまとう宝の山
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磐梯山
猪苗代湖の向こうに美しい裾野を広げる磐梯山。
〇会津富士
南側から見た姿は会津富士と呼ばれ、親しまれてきました。
北側から見ると山容は一変。
明治時代の大噴火によって崩れ落ちた荒々しい山肌が剥き出しになっています。
〇裏磐梯高原
JR猪苗代湖駅から車で30分。
磐梯山の北側にある裏磐梯高原へ。
ビジターセンターの前でガイドさんと待ち合わせ。
おはようございます。
〇登山ガイド 長谷川和之さん
「おはようございます。登山ガイドの長谷川です。
今日はよろしくお願いします」
福島県で生まれ育った長谷川和之さん。
山の仕事を志し、林業を営む傍ら、その経験をガイドにも生かし、
東北の山々を案内しています。
見どころを教えてください。
「はい、え~とですね、磐梯山は見る角度によって、
色んな形を持ってる山です。
まぁ雪の上を歩くんで、夏っどは全然違った四季があります。
色んな角度から色んな形で楽しでいただければと思います」
雪の磐梯山を行く一泊二日の山旅。
1日目
一日目はスノーシューを履いて磐梯山の北側、
裏磐梯高原の五色沼を巡ります。
2日目
二日目は裏磐梯スキー場を出発。
ゲレンデの脇を登り、中腹へ。凍り付いた銅沼(あかぬま)の雪原を歩き、
厳しい冬に現れる黄色の氷瀑へ。
そして険しい火口壁を登り、切れ落ちた稜線を辿(たど)って
大展望の山頂を目指します。
下山は来た道を戻る中級者向けのコースです。
まずは磐梯山の北、裏磐梯高原に広がる森の中へ。
「ここから入ってくんですけども、こっから雪多くなるんで
スノーシューを履き替えます」
長谷川さんのスノーシュー、簡単に履けていいなぁ。
「じゃ用意はいいですか?じゃあ出発します」
はい、よろしくお願いします。
*撮影:2月下旬
「じゃここ枝、気をつけてくださいね~」
雪がいっぱい積もってるから、枝が顔の高さにあるんだ。
気をつけて行かなきゃ。
太陽が出てきた。
雪山歩きには最高の日、ワクワクするな~。
スノーシューを履いてるからサクサク月の上を歩きやすい。
「これ見てくださいよ。凄いでしょ?
三つの頭と木って書いて、三頭木って読みます」
〇三頭木(さんとうぼく)
おっ、ほんとだ、幹が三つに分かれてる。
アカマツの木なんですって。
「こちら深場は三又の木っていって、
昔からですね三又の木には神様が座ったり、神様が宿るっていうことで、
あの~、林業の世界では切っちゃなんねぇって先輩に教えられてたんです」
*三頭木の信仰には諸説あります
神様が手にしている先端が三つに分かれた鉾に見立てて
この木を崇めてきたといいます。
「神様から力をいただきます」
どうか無事に登れますように。
「今日は五色沼の散策で、五色沼は色々な色や形のしる沼が
もう凄い滞在いるんで、もう見に行っても凄い楽しめると思います」
う~ん、期待しちゃうな~、どんな沼に出会えるんだろう?
「はい、これ見てください。どうです?これ?」
うわっ、凄い不思議な色してる。おっきい。
〇毘沙門沼
「これ毘沙門沼です。
五色沼の中で一番大きな沼なんですよ。
この水のね緑色っていうかエメラルドグリーンと
もう今時期のこの真っ白い銀世界、凄い綺麗ですよね~」
空から見ると、鮮やかなエメラルドグリーン。
陽の光に映えて白い雪とのコントラストが美しい。
〇深泥沼(みどろぬま)
色んな色の沼が見られる五色沼。
こちらは深泥沼、水面が二つの色に分かれてる。
〇青沼
そして青沼。
青い水の一部が白く凍って不思議な模様になってる。
五色沼、それにしてもどうしてこんなに色が違うんだろう?
「この沼はですね、磐梯山から水が流れてきてるんです。
で、その沼によって色が違うのは、
その磐梯山から流れ来ている水に混ざってる
火山性物質の量によって色が変わるといわれているんです」
へぇ~、様々な色を持つ五色沼。
その美しさにも磐梯山の火山が育んでるんですね。
「あれ、見てください。足跡いっぱいあるでしょう?
あれ、リスですよ、リス。リスの足跡」
きゃ~、小っちゃい足跡がいっぱ~い。
リス、近くにいるのかなぁ?
「これまだ新しいんで近くにいると思いますよ。
もしかしたら見れっかもしれないですね」
え~、見たいな~。
「あれあれ、あそこあそこ」
え~、どこどこ?
「リス、見えます?あれ」
〇二ホンリス
あ~、いた、リスが。すばしっこいな。
チュンチュンチュン♪
二匹いる。
雪の中でも元気に跳ねてる。
リスが見られるなんてラッキー。
チュンチュンチュン♪チュンチュンチュン♪
歩くこと1時間半
「これ、これが瑠璃沼です。綺麗でしょ~う?」
長谷川さん、一押しの沼。
〇るり沼
紫色を帯びた紺色、瑠璃色の水面が広がってる。
「沼の上、見てください」
あっ、瑠璃沼の上に山が見える。
「あれが磐梯山です」
神々しく聳えてるな~。
明日はあの頂に登るのか~、楽しみだなぁ。
今回はこの辺りで終了と致します。
次回は二日目からですが、その前に磐梯山の噴火が起こった時代に
裏磐梯という所を再生したある人物についてのところから始める予定です。
gen_rin
2021/05/19 23:21:12
こんばんは!お月様が出たり隠れたりの今夜です。
水曜日の夜をお疲れ様です。
はい、そうですね、会津では象徴的な山です。
会津磐梯山は宝の山よ~♪は
夏場の祭りに使用したりもありましたよ。
従姉が太鼓や歌をお祭りでやりましたね。
もも
2021/05/19 21:22:22
神秘的な山のようですねw