コーヘイ

重賞展望

日記


今週末は安田記念と鳴尾記念の2重賞。今年の鳴尾記念は中京やね。そしてコントレイルが大阪杯の疲れが抜けへんとのことで宝塚記念を回避するとか。デアリングタクトはケガするし無敗の三冠馬2頭は古馬を相手にするようになってから未勝利。なかなか厳しいね。

【安田記念】ロゴタイプがスローで逃げた16年、極端な内有利でアーモンドアイ以外内枠の馬が上位を占めた19年など特殊な年もあるけど基本は平均~ややハイで中盤も締まったレースになって高速決着になることが多いレース。傾向としては大まかに言えばハイペースや中盤淀みのない流れで時計が速いほど千四~千六ベストなタイプ、その逆なら千六~千八ベストなタイプが好走しやすいと思っていいはず。血統的にはやっぱりというかスピードの血が重要でストームキャット、ヴァイスリージェント、ダンチヒらスピード型ノーザンダンサー系の血が目立つ。

まずはグランアレグリアやけど、出来れば出て来てほしくなかったというのが本音w能力的にはそれくらい抜けてるし高速府中マイルへの適性面も言わずもがな。資格を探すなら各所で指摘されるやろうけどどっちも初となる中2週、春3戦目となるローテ。これまでしっかり間隔を開けて使われてきた馬やからね。インディチャンプはピッチの速さから来るトップスピードやギアチェンジ力が最大の武器の馬やからスローの方が良いのは間違いない。そこを活かすためにも脚を溜められる内枠は必須条件。ただ、ドスローからの4F戦になったマイルCSでグランに完敗してることからも勝ち切るには相手がパフォーマンスを落とす何らかの助けが必要かなと。サリオスはかなり欧州の中距離色が強い血統で本質的には急坂コースの中距離戦がベストという認識。となると高速府中のマイルGⅠでハイペースになるとまず時計への対応力が不安。かといってスローになって他馬を圧倒するような末脚を持ってるかと言うとこれもマイルCSからそこまででもないかなと。この条件なら少し馬場が渋るくらいの方が勝機は出て来るんちゃうかな。シュネルマイスターはNHKマイルCで一気に速い流れや1分31秒台に対応してきたのはびっくりしたけど、相手関係がこれまでの比やないからね。本質的には府中より中山向きに見えるしあんまり買いたくはないかな。上位馬の強さを考えるとチャンスのある穴馬を見つけるのはなかなか難しいけど、まずはカテドラルを挙げたい。速いペースで最後グイっと末脚を使うのが好走パターンの馬で長い直線も合ってると思う。ただ今年のメンバーで速い流れで引っ張りそうな馬が見当たらんのがどうかな。ケイデンスコールも同じく速い流れの方が良いタイプ。この2頭はNHKマイルCでグランに先着してるようにコース実績があるのも好材料。最後にスローならラウダシオン。この馬自身スローが合うってわけではないけど、今の33秒台の上がりは当たり前の馬場で16年みたいに序盤~中盤全くペースが上がらんかったら流石に後ろからではノーチャンスやからね。有力馬の中では位置を取れるのは良いかなと。