コーデ記録~6月の花嫁 3
広間では粛々と婚姻の儀式が行われております。
誓いの盃が交わされ、無事、夫婦となられました。
深い緋色の打掛を纏った嫁御料の艶やかさ。
凛々しき若君と並ばれる様は、
次代の繁栄と希望を象徴するようなお姿。
弥栄、とこしえに。
和洋和、ということで花嫁第三弾は打掛。
「打掛(春妃)赤」とお揃いの「カラー綿帽子(春妃)赤」で。
合わせて、口紅も赤にしたら、えらく派手というか、
艶めかしいというか。
新郎は若武者のイメージです。
婚礼衣装は、日本や中国でも赤だったと聞きます。
白が取り入れられたのは西洋の影響でしょうか。
このあたりあいまい。
ちゃんと調べれば良いのですが、
そこまでの気力がなかったもので。
婚礼衣装からの連想で、「江島屋騒動」を思い出す。
玉の輿にのったはずの美しい娘だが、
支度金で購入した花嫁衣裳が見た目だけ良い粗悪品。
婚礼当日雨に濡れておしゃか。
婚礼は破談、娘は自殺、母は元凶の衣装を売った江島屋を呪う。
たしかに、江島屋さえまともな物を売っていればこの悲劇は防げた。
そして、晴れていれば衣装は破れなかった。
運が悪いと言っては気の毒すぎるのだが、
無事に嫁入りできるif話を考えたくなる。
さて、この江島屋がぼったくったのが
縫ってなくて糊づけしただけの衣装。
……最近、縫わなくて貼るだけで良い、
手芸用ボンドがあるんだが。
布の端処理にめっちゃ使っています。
ではなくて。
糊付けというキーワードで、
私はこの衣装を何故かずっと紙製だと思っていました。
和紙って丈夫だから、実際に衣料品もありますし。
お土産だかで貰った和紙人形のイメージもあったのかもしれません。
だから当初、和紙だったら多少の雨でも大丈夫なはずだけど、
よほどの大雨だったのかなあ、なんて考えてました。
すまぬ。
和紙は、以前ミニチュア本作りに嵌っていたせいで、
それなりに購入したりもしております。
京都だと専門店もいくつかありますし。
ただ、それなりにそれなりのお値段になりまして。
保存も難しいので、もう布で良いじゃない、
とか思ったりもしました。
和紙、好きですけどね。
で、先日本屋で新刊購入する際に見つけたものを
うっかり買ってしまいました。
「鳥獣戯画 豆本をつくろう」というセットで。
「鳥獣戯画」で描かれるウサギが、すごく好きです。
カエルもそこそこ好き。
「ICHIBIKO」といういちごみるく系の飲料やデザートが
最近コンビニで見かけるようになりましたが、
これのメインキャラ(?)が、イチゴの入ったカゴを背負った
「鳥獣戯画」風のウサギ。
ツボにはまったので、勿論購入。
豆本はそのうち作ります。