フレンチブルドッグは、全般的に人懐っこく遊んでアピールが強く　、他の犬とも仲良くできる質なのですが、ウチのは特にそういう感じ。もう散歩で犬がいると、絡みたくてしかたがなくて大変です。

とは言え、散歩に連れて行けるのは、多くても一日二回（ふつうは十分だし、暑くなってきたのでフレブルには散歩が厳しい季節ですが）。それ以外の時間は、たまにちょっとだけ追いかけっこをしてあげるくらいで、あとはひとりでボヨーンとしているか、ベランダから外を眺めているか、寝ているか。。。

前々から考えてはいましたが、保護犬とかからお友達を連れてきてあげたいなと思っています。なので、ここ数日、里親募集のサイトを見たりしていたら、ウチのとまったく同じ柄（タイガーブリンドルという柄で、比較的少ない）で推定４、５歳くらいのフレンチブルドッグがいました。

なんで推定か？　保護犬である以上、なんらかまっとうな状態で生活できていなかったか、ブリーダー上がりという犬が多いので、年齢も明確ではないことが往々にしてあります。件のフレンチも、ブリーダーが飼育放棄して処分しようとしてたところを拾われてきた犬のようです。

里親募集のサイトを見ていて嫌なのは、時間順でのソートをかけた時。

「明日期限」「大至急」「誰かお願いします！」

そんな文字が飛び交っている画面を見ると、心が沈みます。保護団体に囲われている犬は、期限が切れてもなんとか生き延びられる可能性をつなぐと思いますが、保健所など公的施設の預かりになっている犬の場合は、期限切れは、すなわち殺処分を意味します。昨晩もとある保健所預かりの、期限が本日に迫った犬が目につきました。メスで、お腹には子供がいるようです。もしも今日、誰も引き取ってくれなければ、親子ともども殺処分です。私は、今日その犬がどうなったのか、確認する勇気がありません。

捨てるんだったら、責任を取って犬と無理心中しろ。そうは思うし、やるせないですが、だからといって私が引き取れるものでもない。いや、世の中には見るに見かねて沢山の犬を善意で引き取り、必死に育てながらも限界を超えてしまい、他頭飼い崩壊を起こして、かえって犬を死なせてしまったり不幸にしてしまう人たちもいます。それも見方を変えれば無責任とは言えますが、しかし責めるに責められない。あまりにもやるせない。

それはともかく。

件の里親待ちのフレンチですが、説明を読むと…

…４、５歳とはいえ、まだまだ遊びたいのね。ウチのやつの相手になるな。