スノーフォールがアイリッシュオークスも圧勝。今年の凱旋門賞は日本馬が勝ってもディープ産駒が勝っても感動出来そうやね。それにしてもクロノジェネシスの父が凱旋門賞馬のバゴでスノーフォールの父が日本最強馬のディープインパクト、種牡馬の世界もグローバルになったもんやわ。今週の重賞はアイビスSDの１つだけ。

【アイビスSD】ラップを見ると１F目が１１秒台後半で２～４F目が１０秒台（厳密に言うと２F目を最速地点としてゴールに向かって減速するパターンと３F目で若干緩んで４F目で再加速のパターンが）５F目は１１秒台後半に失速する超のつくスピード持続力レース。あまりに特殊条件やからこのコースしか好走でけへんようなリピーターも生まれやすいし、極端なことを言えば他のどんなコースでどれだけ負けてても気にする必要はないくらい。今年特に気にしたいのは馬場。福島開催が急遽新潟に移った影響もあってか、５月は芝の色が変わるくらい傷んで昭和の映像みたいになってたからね。しっかり張り替えはしてると思うけども。基本は開幕週の高速決着で想定したい。あとはまぁ、誰もが知ってることではあるけど外枠が圧倒的に有利。それこそ枠順発表前に予想するのは無駄な程にｗ血統的にはスリンスリーギフトやボールドルーラーといったスピード型ナスルーラ系、他にもスピード型ミスプロ系、スピード型ノーザンダンサー系なども目立つ。

ライオンボスは去年２着、一昨年１着とこのコースのスペシャリスト。前走このコースで始めて惨敗したのはそこまで気にせんでええとは思うけど、一昨年より去年、去年より今年とパフォーマンスを落としてる点はピークアウトの懸念も。モントライゼは高速決着でそこまで良い結果が出てへんし、短距離ではテンの速さが足りてへんのかな？って思うようなレースぶりも気になる。ダイワメジャー産駒はこのレース相性良くないしね。タマモメイトウはゴリゴリの欧州血統のエイシンフラッシュ産駒やし前走このコースで勝ったのも荒れた馬場が味方した印象が強い。高速決着では厳しいんちゃうかな。オールアットワンスは３歳牝馬で軽い斤量で出られるのは大きい。能力的にそこまでの物は感じひんけど馬券的には買うと思う。穴っぽい所で狙ってみたいのはまずグレイトゲイナー。このコースは初やけど千二のでは速いペースを先行して好走、逆にペースが落ち着いた時は凡走してるようにスピードの持続力に長けた馬。血統的にもキンシャサノキセキ産駒で母系にダンチヒ、ファピアノ、インリアリティとスピードの集合体。あとはロードエースも面白い。前傾ラップになるダート千二で走ってきたようにテンの速さはある馬。血統的にも高速馬場なら前走先着されたタマモメイトウを逆転する可能性は充分あるはず。