ベートーヴェンが好き
最近、良く聴く曲はベートーヴェンのチェロソナタですね。若い頃は、第九とか運命とか英雄とかを良く聞いていましたが、毎朝のようにLPで、ピアノコンチェルトの第一番を聞くのが日課です。それと同時に、チェロソナタの第1番から3番までを通勤途上の車で聞いています。言葉ではうまく言い表せませんが、ベートーヴェンと言えば、難聴の中で苦難の中から生み出した名曲というイメージが強いかもしれませんが、若い頃の彼の曲は実に若々しく、輝いていますね。このチェロソナタの3番にいたっては、あまりにも素晴らしいです。もっとも、ぼくのCDは、チェロの貴公子といわれたピエール・フルニエと若い頃のフリードリヒ・グルダの素晴らしい演奏の故かもしれませんが。もちろん、マーラーやブルックナーは大好きでよ。でも、この2人のとても短い演奏の中に凝縮された音の響きは奥深すぎますね。特に2楽章の世界は、あまりにもすごい。