今週末の重賞は札幌記念と北九州記念の２つ。小倉と新潟は終日雨の残る中での競馬になったことで内が傷んで外有利な傾向が強まる可能性が。札幌は開幕週ではあったけどそこまで間隔が開いてへんからか差しも結構決まってた。まずはその辺りしっかり見極めたい。

【札幌記念】札幌コースの特徴として洋芝以外には全面に亘って平坦なこととコーナー径が緩く緩急がつきにくいということ。このレースもギアチェンジ力やトップスピードは問われず、ハロン１２秒前後がずっと続くようなレースになることが多い。あとは４年連続で１枠の馬が勝ってるように明らかに内有利な傾向で比較的差し馬の活躍が目立つ。血統的にはダンチヒを筆頭にノーザンダンサー系やキングマンボらミスプロの血が目立つ。

ラヴズオンリーユーはなかなか順調に使えへんかったけどここに来て良い頃の状態が戻ってきた印象。ディープ産駒としては斬れというより長く良い脚を使うタイプで、高速馬場での緩急の小さいレースがベスト条件。今回の洋芝はベストとは言えへんけど先週くらいの馬場なら問題はなさそう。そもそもの能力はここでは抜けてるやろうし大崩れはないかなと。ソダシは血統・体型からは２０００までは守備範囲やとは思う。ただマイルでも速いペースを先行して結果を出してきた馬やからね。末脚を活かせるタイプが好走する傾向が強いこのレースへの適性はどうかな。能力的にもこれまでロスのない競馬をしてきた馬やからこの相手でどこまでやれるかもちょっと不安。ブラストワンピースは２年前にこのレースを制してるように適性自体は問題ない。ただ前走を見て復調かとなると疑問。雨が残って末脚を使えへん馬場に加えて内有利の中、ロスなく進めてのもの。ウインキートスは父ゴールドシップで血統的には向きそうやけど前走の目黒記念は異常なドスローで今年一のクソ重賞やったから何の評価もでけへん。能力的にこの相手では厳しそう。狙ってみたいのはまず去年も本命にしたペルシアンナイト。少し時計のかかる良馬場で緩急の小さい流れはベスト条件。内を回して差してくることも多いし去年と同じ内枠が欲しい。あとはディアマンミノルも挙げときたい。これも速い脚を求められると厳しいけど少し時計のかかる馬場、プリンスリーギフトの影響が強い血統から平坦コースへの適性も高そう。内枠での好走も多いし脚質的にも合いそう。