セカンド

冷たい涙が今

小説/詩

わたしの涙が冷たいのは
それはきっとあなたのせい

それは今強く吹いている
今日の北風のせいでない

見て

この寂しさが
景色を濡らしている

聴こえるの

遠くに潮騒の音が
心が凍えている

別れ

世界が二つに割れてしまった今
わたしたちは繋いだ手を放し

深く割れたクレパスの底へ
さらに深い海の底へと落下していく

目をつぶり
わたしは泣きながら






  • セカンド

    セカンド

    2021/09/11 00:18:55

    粋生夢詩 様

    情熱?パッション?

    愛にかかわらず想いが深ければ深いほど
    悲観的なネガティブな感情ってわいてくるのかな?

    自分の殻の中に入り込んでしまうと
    想いは流す涙(=外へと)よりか内に向かってしまうのでしょうか

    秋になるとなんとなく感傷的になります
    それでなくても明るい詩が最近書けない自分です^^

  • 粋生夢詩

    粋生夢詩

    2021/09/09 06:30:00

    おはようございます。
    僕は今までの人生の中で
    このような涙を流したことがないのです。
    それはいつもどこかで冷めていたのかもしれません。
    でもその影で「冷たい涙」を流した人が
    きっといたのだろうと反省しています。