セカンド

黒い慟哭

小説/詩

  

そんなにも遠くへ行ってしまった愛は
手を伸ばしても届かない

風の姿は見えないけれど
カーテンを揺らしあなたの香りを運んでくる

時間の姿は見えないけれど
想い出が目の前に浮かんでは消えていく

どこに居るのですか
あなたは

夜が暗いのは
あなたを隠すためなのですか

わたしは目をつぶり
黒と同化する

そして細い糸のように差してくる
星の灯りをいくつもいくつも抱きしめる

わたしは独りではない

わたしは見えないあなたと居る

  • セカンド

    セカンド

    2021/09/28 00:12:14

    かれん 様

    コメントありがとうございます

    想いが強いほど心の中に居続けるようです
    年月が経っても心の片隅に消えることなく残っている

    コメントを読んで自分も母を思い浮かべました
    いつも笑顔で笑っています

    大切な人を思い浮かべるのも
    やはり想いの強さからなのでしょうね・・・

  • かれん

    かれん

    2021/09/27 10:28:49

    いつも心の中に居るのかもしれません・・・
    本当に傍に居るよりも深い想いなのかも・・・

    母を亡くした時、気持ちが落ち着き始めた頃
    前以上に、ふとした時に母を思い出すようになりました^^