もえーん

プレミアム恐ろしや

日記

しばーらく(と言っても2週間くらい)ベースを触っていなかったのですが。。

昨日。久しぶりに、持っているベース4本すべてを少しづつ弾いていたのですが、なんかイマイチ。まあそりゃそうでしょう。楽器に限らずスポーツでも何でもそうですが、ちょっとでも良いので毎日やる、というのは大切なのですがね。で、本日もこの夜中にボーンボーンと弾いていたのですが。

絶好調じゃんw
めっちゃ弾けてる(個人的に)

なんでしょうかね、こういう波というか、不安定さは。こういう不安定さが均一化することが、上手くなるということの一つの要素だと思うのですが、しかしこのある時に妙に調子がいいというのは、どうして起こるのでしょうね。なにがダメな時と違うのか。

という話は、まあいつものことなので良いとして。

先日、夜中に飲んでいたらウィスキーが切れました。なんかなかったけかなーと棚を探しても、ないものはない。飲んじゃたんだから。
でもリビングの酒置き場を除くと。。。


あ、あった。


いわゆるミニボトルというやつです。昔は、よく棚の飾りとして置いてあったかと思いますが、我が家にもそういう古臭いものがたくさんあります。その中で目についたのは、こんなもの。

山崎12年
白州12年
響17年
Old原酒

実は、ミニボトルとはいえ、この中身は現在では入手が困難なものばかり。山崎12年と白秋12年は、高級品ではあるものの、数年前まではごく普通に手に入ってたお酒です。それがなんで入手困難か。理由はただ一つ、ハイボールブームです。
この数年のハイボールブームで、従来はウィスキー好きの一部でしか消費されていなかった山崎や白州が、ハイボールで割るお酒として市場(飲み屋で)湯水のごとく消費された結果、あっという間にメーカー在庫が底をつきました。ウィスキーはなくなったらすぐに製造するというわけにはいきません。例えば白秋12年であれば、名前の通り仕込みから出荷までに12年の歳月が必要になります。
こんなことを言うのもなんですが、もともとウィスキーを飲んでいた人たちの間では、山崎や白州という貴重なお酒を、味も香りも分からないほどジャバジャバに水で割って、チューハイと区別もつかないような状態でガバガバと飲まれてしまう流行りに不満も多い状態ではあったのですが、しかし飲むなとも言えませんし、それでウィスキー人口のすそ野が広がるのなら、悪いことでもありません。ただ、困った状態であることは確かで。。 
響は山崎や白州とは別種のウィスキーですが、やはりそんなこんなで17年は品薄です。もっともサントリーも、売れるのはビジネスとしてはありがたいとは言え、当然ながらメーカーとしてハイボールブームに危機感は感じていて、出荷制限をしたりしながら、なんとか供給状態を元に戻そうと頑張ってはいます。

Old原酒は、そういう事情とはまったく異なる理由でプレミアがつきました。実はこのOld原酒のミニボトルは、オールドというポピュラーなサントリーのお酒のオマケとして数年前に出回ったものでした。オールドを一本買うと、おまけでこのミニボトルが付いてきていたのです。
オールドというお酒はブレンデットウィスキー、つまり複数のウィスキー(原酒)を混ぜて作るタイプのウィスキーですが、このキーモルト(メインの原酒)をそのまま瓶詰してノベルティーとして配ったものが、件のミニボトルでした。つまり、先述の山崎12年や白州12年と違い、品薄ということではなく、そもそも市場には本来は出回らないお酒だった=サントリーが再び同じイベントをやらない限り、二度と手に入らない、ということでのプレミアです。

で、結局いくらなのか。

もともとの価格はよく覚えていませんが、山崎や白州が、たしか一本1000円もしないくらいの価格だったはず。響はもう少し高額だったかな? ですが、現在山崎が2500円から3000円くらいが相場。白秋は5000円くらいが相場。響は5000~7000円くらいが相場。
オールド原酒に至っては、そもそもオマケですからタダだったわけですが、それが現在は7000か8000円くらいから、パッケージなどが残っていると1万円を超えてくる相場観です。

ちなみにミニボトルのウィスキーは標準的には50㎖ですから、日本酒なんかを飲む、ぐい飲み一杯程度。わかりやすく言うと、缶コーヒーの一缶の1/4くらいの量です。それが5000円とか1万円とかの金額ということです。

おそるべし、プレミアw
※ちなみに、わたくしが飲んだことのある最も高額なお酒は、とあるバーで飲んだワンショット(30㎖=おちょこ一杯程度)で1万円。死にそうですw

とはいえ、お酒は飲んでなんぼ。飾りじゃない。
なので、近々いつもの近所のバーに持ち込んで、マスターと一緒に飲もうかなと思っています。特にオールド原酒は二度と飲めないお酒なので、ちゃんとお酒が分かる人と一緒に飲んで、感想を聞いてみたいと思っています。