泡

2021/10/24 20:13:25

天気がいいので山に登った

最初はゆるやかで

だんだんと坂はきつくなった

風景がきれいに見える場所で

今日初めてあった人が

目の前に見える山の名前を教えてくれた

登りながら

私が今までやって来たことが

水の泡になったことに気づいた

努力したことが実を結ばないことを

水の泡という

何故だろう

こんなにキレイなのに

すぐに消えてなくなるからかな

リュックから炭酸水を出して飲む

まさに

水の泡だ

自分でおかしくて笑った

それを見ていた人が

何かいいことがあったのですか

と言う

私はハイと答えた

いいこと

これがいいことになる日がいつかやって来るだろうか

せめて思い出しもしないつまらない出来事

目の前に広がる未来

確かなものは見えない

そこへ向かって進んでいこう

少しずつでも

✪マークは作り話でし