コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞は天皇賞秋、スワンS、アルテミスSの3つ。

【天皇賞秋】過去5年中極悪馬場になった17年を除けば4年は前後半差1秒8~3秒2の後傾ラップ。ただ瞬発力勝負かと言えばそうでもなく、中盤はそれなりに締まった流れから徐々にペースアップしていくようなイメージで高速巡航能力が求められる。特にここ3年はレースの後半5Fが57秒台前半と高いレベルでの後半要素が問われるレース。ただこの1~2年で東京の馬場がちょっと変わった感があって、以前は開幕週やコース替わりで内や前が有利になることが多かったけど最近は開幕週やコース替わり初週から差しが決まる傾向。去年の秋天も外差し馬場になってたからね。今年のメンバー構成を見ると逃げ馬不在でスロー濃厚ではあるけど基本は決め手のあるタイプを重視したい。血統的には高いレベルでのスピード持続力が求められるレースらしくヴァイスリージェントの血が目立つ。ストームキャットやダンチヒも良さそう。ディープ産駒は毎年馬券には絡んでるけど案外勝ち切れてへん。

コントレイルは軽い馬場+大箱コースの中距離戦がベスト条件で菊花賞は適性外距離、ジャパンCはデキ落ち、大阪杯は道悪で今回久々に力を出せる条件。東京はダービー・ジャパンCでは後半5F推定57秒台半ば、東スポ杯2歳Sでは57秒前後で走ってるように後半勝負での裏付けも充分。初の斤量58キロが気になる程度で道悪にでもならん限りは好走しそう。グランアレグリアは高速巡航させて最後にしっかり末脚を使えるタイプでアーモンドアイをマイラー寄りにしたようなイメージ。今回気になるのはやっぱり距離で大阪杯で小回りや道悪が苦手なコントレイルに先着されたあたりどうなんかなと(まぁ、この馬も条件的には高速馬場や広いコースの方がベストではあるけど)。ギャンブル的には余程能力や人気に差がない限りは裏付けのある方を取るのがセオリーやからね。エフフォーリアはエピファ×ハーツの血統イメージとはかけ離れた先行して抜け出す時の脚が速いタイプ。ただこれは同世代に瞬発力に長けた馬がおらんから優位性を保ててたような感じもするんよね。コントレイルやGアレグリア相手にトップスピードで勝てるとは思えへんし、差しが決まりやすい馬場状態も有利とは思えず。この3頭で決まるとアホみたいに安い配当になるからそれ以外の馬にも来て欲しいとこやけどなかなか難しい。カレンブーケドールは馬場不問で総合力の高い馬やけど軽い馬場でスローの決め手比べは苦手分野。ある程度全体で分散するような流れなら。ワールドプレミアはこの距離自体久々やし高速巡航レースの経験も1年弱の休み明けやった去年のジャパンCくらい。ギアチェンジを求められると厳しいから後半ロンスパの勝った委がベストかな。出来れば少し時計のかかる馬場になってほしいところ。最後におたじぇを挙げたい。前走見る限りGⅠ級相手やとまだちょっと厳しいかなって印象はあるけど2000mに戻るのは良いし母系がヴァイスリージェント系で半姉にルージュバック。軽い馬場でのスピード持続力勝負はベスト条件。