GX-KB01K-BRGB修理

半年前に買った５０００円のメカニカルキーボードが壊れたから慌てた。
半年で壊れるって、随分いい加減な商品だ。
テンキーの５だけが反応しない場合、どういった故障が考えられるだろう。
５のキースイッチだけが接触不良になり壊れたとすれば、キースイッチに接点復活剤を塗布すれば直るのかも知れない。
キーボードのネジが裏４個、表に１０個ぐらい固定してあるのでキートップを外して分解にとりかかる。
裏はゴム足の下にネジ穴があるのでゴム足を剥がすしか無い。

スムーズに分解できたので基盤を調べてみる。
調べると言ってもテスターなど持ってないから、単に見てみるだけ。
すると黒い四角い小さなチップが斜めにはんだ付けしてあった。
テンキーの真下なので５が入力できない原因はチップのハンダ付け不良だと推測できる。

製造時、基盤実装機が物凄い速度でチップをマウントしていくが、その際にチップがズレてハンダ付けされたのだろう。

ちょっとハンダゴテでハンダを溶かしてチップの位置を修正すれば簡単に直る　だろうと推測。
ところが昔買ったハンダゴテが見つからないのだ。
前々から探してはいたのだけど、仕方ない。
ホームセンターで安いハンダゴテを買う。
これでいよいよ、是が非でも修理しないと丸損になる。
ピンセットでチップの位置を修正するのだけど今度はピンセットが見つからない。
仕方ないのでラジオペンチの細いヤツをピンセット代わりにする。

フラックスだけは見つかったので事前にチップにフラックスを塗布する。
フラックスを塗るとハンダ付けしやすいらしい。
いよいよハンダゴテでハンダを溶かしながら細いラジオペンチで位置の修正にかかる。
ちょっとハンダが溶けてチップがまっすぐになったので通電させてテンキーの５が入力できるか確認。
５が連続入力できているので修理できたのだろう。

今度は組み立ててネジを全部、戻していく。
その後でキートップをもとに戻すのだが、これは他のキーボードを見ながらやった方がいい。
ようやくメカニカルキーボードが修理完了。

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