のたもた

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ブログふっかーつ!!
そんな訳で、書きたい事を書きます。

それだけです。

南の魔女クレア55

自作小説

クレアは館に一度帰る事にした。順調にクレア農場の運営が出来ている事を知らせたかったしシーズの裁判に立ち会って何故お父様を殺したのかを知りたかったのです。

馬車に乗ると村長さんに裁判を全部傍聴したいので春の植え付けに来るのが遅れるかもしれないので村人に先に進めてくれるように頼んでから行こうと思った。

普段通り修道院から斜めにまっすぐ村へ行く予定でしたが何を思ったのか魔女の森の横を通って村へ行く道をえらびました。
此れが魔女が決壊を作った森なのかと紅葉しない緑の森を不思議に思って馬を勧めて行くと馬が急に立ち止まって耳をぴくぴくさせている何だろうと思った途端に馬車が揺れて誰かが馬車に飛び乗って来たと思った次の瞬間馬車に別の誰かが馭者台の方に乗って来るシドリアル兵の制服を着ているのが見えたのでとクレアは味方だと思って其の人に話しかけようとしたとたんに頭に強い衝撃を受けました。
わき腹にも強い衝撃を受けて強引にクレアを馬車から降ろそうとしているのが解ったので手綱を強く引くと馬の鳴き声と同時に強い重い石の様な物で頭に衝撃を受けて後は記憶が無くなりました。

酷く寒いのに気が付いてクレアは「さむい・・・・」と言った途端に「こいつまだ生きてやがる」と言う声を同時にわき腹に強い刺激と頭にまた強い衝撃が走って後は記憶がありませんでした。

目が覚めるとクレアはバロルドさんの診療所のベットに寝かされていて酷い頭痛と胸の辺りとわき腹に強い痛みを感じてまた気を失いました。
二度目に目が覚めると痛みが和らいだのかバロルドさんがだいぶ良くなったようだと言って近づいてきて少し体を起こせるのなら自分で此の薬を飲みなさいと言わてクレアは体を起こすと渡された水薬を飲むと更に体に力が入って来るように思えました。
バロルドさんに言うには10日もクレアは眠っていた事になります。
バロルドさんに話によると狩人の人が10日前に此処に運んできてバロルドさんの見立てによると頭部に複数の打撲があったが頭蓋骨は無事で右わき腹の肋骨が折れていたのと左のみぞおち当たりの肋骨も3本ほど折れているそうです。

だいたいの様子は狩人の人が言うには灰色の狼がしきりに戸をガサガサするので開けるとオオカミが付いてこいと言う様に誘うので不思議な事をする物だと狩人はまるで自分を呼んでいるようだ思いオオカミの後をついて行くと次第に崖下と海の間の岩だらけの所へ連れて行かれました。

其処は異様な場所で明らかに女性と思われる裸の死体と旅人らしき服装の男の死体が転がっていて中には腐っている物もあって異様な匂いで其処は地獄の様な光景だったそうです。
一つの裸の女の死体のそばに今まで見た事のない大きな赤いオオカミが其の死体に寄り添っていて自分を案内した灰色の狼と鼻で何かのあいさつをしている様で赤いオオカミは立ち上がるとしきりに其の裸の女の死体を鼻で押して自分に引き渡そうとしている様なので狩人は恐る恐る其の死体のそばに行くとかろうじて息をしている様に思えたが狩人は此れは自分だけの手に負えないと思って魔女の森に入ってコボルトに灰色オオカミと赤いオオカミの話をして其の裸の女の話をするとすぐに回復薬を持って其の女の所に行くとコボルトたちが口移しに其の回復薬を飲まし続けて3本目で少し体が動いた所でコボルトたちが木を二本の間に毛布を撒いてタンカーを造ると其の上にそっと其の裸の女の人を乗せると狩人の家に運んで暖炉で温めろと言いながらコボルトは魔女の作ったと言われる回復薬を口移しで飲まし続けそうです。
其れから狩人がロバの荷馬車に乗せると此の診療所に運んでコボルトから貰ったと言う「魔女の回復薬」を4時間おきに飲ませろと言うので妻と交代で飲ませてと5日目には肋骨が治っているのが解ったし頭の打撲もだいぶ良くなって顔色もよくなったし時々意識を取り戻そうとしたのが8日目辺りでガラス瓶の点滴と栄養剤の注射を打って昨日此れで大丈夫だと思えたので外して様子を見てたと言う事の様でした。

バロルドさんが其の間も大きな赤いオオカミが君のベットの所に時々着てこうして君の傍で君の様子を見ているのだよと言うのでクレアが体を起こして少し下を覗くと其処にとても大きな赤いオオカミがクレアを見ていました。
クレアと目が合うと安心したようにオオカミは丸くなって目をつぶって眠っている様でした。

だいぶ良くなったのでバロルドさんにビンセンと封筒を貰ってぴけーる兄さんにだいたいのことを書いて馬も馬車も無くなってしまったので迎えの物をよこして欲しいと手紙を書いた。
数日後に返事が来て其の状態で館に帰って来ても3階の屋根裏部屋で一生を過ごす事になるので其の村にとどまった方がクレアのためだと書かれていて迎えの馬車を出す事は出来ないと書かれた返事が来ました。
そうです、此の爵位の世界にとって女が一人で馬車を扱って暴漢に襲われたという事は軽率で非常識で愚別して見られて其れは家の恥になる事で館にとって不名誉な事で館全体を貶める事になるのです。
其れまでバロルドさんによって面会禁止をされていたが赤い大きなオオカミに少しの間森に帰って貰ってやっと村長さんに会えました。
村長さんは今村は大変な事になっていると言う。村長さんが言うには半年前の夏の初めころに一人村の少女が行方不明になってました。
村には小さな川を大雨の時に反乱したので大きく広げた川があり川の水は夏は足首か深くて膝のあたりまで何日も色々な所を探したが見つからなかったので其の川でおぼれて流されたのだろうと川をさかのぼって小作人が畑をやっている所は胴体まで水が来る所があるので其の辺りに何故か行って溺れたのか其の辺りの林を探したが見つからず遂に小作人がさらっていったのではと言う事にまで発展して大騒ぎになったそうです。

今度のクレアの事件で詳しい事を聞きたいと言いました。
いきなりそんな事を言われて困惑しながらも馬車で出かけた事とコボルトがいないバルト地方との境にある魔女の森に面した脇道を取った事と自分を襲った人間がシドリアル兵の服装をしていた事と記憶にある「こいつまだいきてやがる」と言う言葉はキリアマリ人のなまりが無くシドリアル人だろうという事を話しました。
村長は其れを聞くと急いで村に帰って行きました。
村長がまたきて馬車も馬も見あがらずバルト地方の堺にある魔女の森は相変わらず人を寄せ付けないで中に入れなかったそうです。
其処でクレアはクレアが見つかったと言う所を狩人さんに案内してもらう事を提案した。
村人と狩人さんはコボルト族に対する偏見もあって仲が悪く殆ど付き合いが無いが村長さんが意を決して狩人さんの所に行って此れまでの非礼を詫びてクレアを発見した所に案内をして貰いたいと頼むと女の子が行方不明になった時に自分が疑われて酷い扱いをされたのだがあの場所の異常な状態は尋常な事では無いので其れを言って案内をしてくれたそうです。
殆どが骨と草った次第の中にかろうじて首にしていたリボンと破かれた下着の特徴から殆ど裸で腐っていて腕や脚や顔を動物たちに食われていて判別がつかなかったが其の少女だと思われる遺体を発見しました。