コーヘイ

重賞展望

日記


【ホープフルS】前後半の5Fで分けると18年が3秒4のスロー、17年が2秒2のハイ、16,19,20年は前後半差1秒以内のミドルとペース自体は年によってバラバラ、ただスローで流れた年を含めてすべての年で共通してるのは上がり3Fの瞬発力勝負にはならずに中盤~後半にかけては緩まずに5F前後のロンスパ戦になること。そもそも大前提として暮れの中山2000なんて条件がこの時期の2歳馬にとっては長距離戦みたいなタフなコースやからね。軽い馬場での33秒台の上がりなんかは何の役にも立たんしむしろ上がりのかかる消耗戦に向いたスタミナや持続力を持った馬を狙うレース。血統的にもトニービン、ロベルト、ステイゴールドといった長距離戦での持続力勝負に強い血が目立つ。

コマンドラインは良血馬で2戦2勝やけどどっちもドスローの上がりだけの競馬。サウジアラビアRCもペースが遅いのを察知したルメールが早めに上がって行ったことが功を奏しただけの凡戦。全兄アルジャンナも軽い馬場でペースが流れるマイル戦が合うようなスピードタイプやし、今回の条件に対する裏付けはほぼないに等しい。勿論めちゃくちゃ強い可能性もあるけど1番人気で重い印を打つ気はない。キラーアビリティは未勝利戦がかなり強い内容で期待したけど萩Sは相手がダノンスコーピオンやったとはいえ完全に捻じ伏せられた内容にはちょっとガッカリ。現状未勝利戦みたいな軽い馬場がベストなタイプに見えるけど今年の中山ならこなせるか。オニャンコポンも2戦2勝やけどどっちも超のつくスローからの上がりだけの競馬で時計的にも平凡。エイシンフラッシュ×ヴィクトワールピサって血統からは時計のかかる中山は合いそうにも思えるけどこれも強くは推しにくい。アスクワイルドモアは上がりのかかるレースで好走してきてるのは良いけど札幌2歳Sではジオグリフに4馬身千切られてるからね。流石に勝ち切るまではどうかなと。人気しそうな馬がちょっと怪しいから穴っぽい所から何頭か。まずはサトノヘリオス。2戦連続レコード勝ちで両レースともロンスパ戦。母系は中山での好走が目立つのも良い。あとはジャスティンパレス。正直これまでの2戦はドスローの凡戦ではあるんやけど半兄アイアンバローズはこないだのステイヤーズS2着とタフで上がりのかかるレースの方が合うステイヤー血統。パフォーマンスを上げてくる可能性はある。あとは川田騎手が同厩のサトノヘリオスやなくこっちに乗るフィデル、キャリアは1戦やけど新馬戦はロンスパ戦でハーツクライ×ブライアンズタイムという血統がいかにもここに向きそうなマテンロウレオあたりを。