tosituki

好きな人には好きと言わない方が良い。

日記

小学校のころ、初恋でした。


初恋になるに至ったのは、6年生の時に家の近くの駄菓子屋さんでいつものように

買い物していた。駄菓子屋さんのおじさんが、「学校で好きな人いるの?」って、

聞いてきたから、告白したら、「その子はメリケン粉作っているうちの子だ」っ

て、駄菓子屋のおじさんが言っていた。

その駄菓子屋さんから帰ろうとしたら、その好きな子が自転車に乗って私の目の前に現れたから。

「あーびっくりした!」

思わず声が出た。

ドキドキした。

そんなことがあって、まあ、好きになるのって、あった瞬間に決まっているので、

好きな理由っていうのはないのです。

とにかくその人のオーラというか、その人が現れると、勝手に心臓がどきどきしてくる。

そういう感じが好きで、「これって恋だ。」と思った。

私は、友達の間では好きだってみんなに言っちゃっていたけど、本人には言わなかった。

言わない方が良い。

言わない方がみんなと遊ぶときに、一緒に遊べるもの。

マイムマイムを踊ったときに、回ってきて、私と手をつなぐことがあったときに

心臓が飛び出そうでした。

中学になってバレンタインデーにチョコレートあげたときから、避けられるようになってしまい、失恋しました。

絶対に好きになったら、好きだと言わない方がよい。

その方が普通に付き合える。

一緒にいても普通の態度でいられる。

そういう内容の歌を高校生の頃、先輩が歌にして、カセットに吹き込んで私にくれたことがあった。

その歌は気に入っていて何回も聞いたんですけど、なぜかそれが大事なことが

私はわかっていないかったです。

誰かを好きになると、まるで拡声器のように色々な人に言いふらしてしまっていた。

なので両思いはいつも難しかった。

19才になって、建設会社で働いた時にその会社は男女交際禁止の場所だった。

それで、言いたくても言えない。

言いふらしてはいけない。

そういう中好きな子と付き合うこととなった。

人生は皮肉なもの。

付き合っているということを周りの人に告白したときに、別れが来ました。

好きな人には好きだと言ってはいけない。

言わなくても、目は口ほどにものを言う。

伝わるものだ。

絶対に「好きだ。」と言わない方がよい。

そういう体験ばかりだ。