コーヘイ

重賞展望

日記


今週は5日に京都金杯と中山金杯、週末は3日間開催で日曜にシンザン記念、来週月曜にフェアリーSと変則日程。一年の計は金杯にあり。

【中山金杯】ホープフルSと同じ中山内回り2000。17年と20年は前後半差3秒ちょっとと後傾、16,18,19年は1秒以内のやや後傾とコース形態通り前半のペースは上がりにくい。ただ中盤~後半は緩まずに5F前後のロンスパになるのでトップスピードやギアチェンジ力は求められにくく持続力が重要。あと大事なポイントとしてはコース替わりになることでインの傷みがカバーされて内や前が有利になる年が多いこと。今開催は例年と比べて軽めの馬場でまだ内有利な傾向やったから今年もそうなりそう。血統的にはステイゴールド、サドラーズウェルズ、ロベルトといった暮れの中山中距離らしい欧州色の強いスタミナ血統が優勢。

ヒートオンビートは大崩れはせんけどこれといった武器もないから勝ち切れてへん印象。長めの距離を前目につけて勝ってきたように前半や中盤緩い流れでの実績が大半。前走は2000mでも2着やったけどドスローやから追走は楽やった。今回は前に行く馬は多いし平均程度では流れるはず。1番人気で本命にしたいとは思わんかな。トーセンスーリヤは持続力勝負になる小回りは良いし距離にも目処がついた。大きな問題はなさそうやけど他馬より1キロ以上背負わされる57.5キロがどうか。ヴィクティファルスは短足のピッチ走法でハーツ産駒らしくない馬で距離短縮はプラス。血統も母系にサドラーやロベルトが入ってて合いそうではある。ただ能力的に足りるかはちょっと微妙かなと。穴っぽい所ではまずはシャムロックヒル。前走は馬場も展開も差し有利なエリザベス女王杯を逃げて惨敗やから度外視して良い。マーメイドSでは軽量やったとはいえクラヴェルやシャドウディーヴァ、アンドラステといったところに勝ってるし母系にサドラーの入ったキズナ産駒なら高速馬場ではない小回り急坂コースは合うはず。あとは去年3着のウインイクシード。これも少し時計のかかる良馬場での小回りコースはベスト条件。近走を見ても衰えはなさそう。最後に去年4着のロザムール。スローで良いタイプやないし去年より流れそうなのは好材料。あとは同型馬との兼ね合いと去年より軽そうな馬場が問題かな。