喉元過ぎれば熱さを忘れる。
僕には2度の事故による怪我がして
奇跡的にもリハビリや沢山の人のおかげで
事故の事など聞かされなければ、わからない
普通の言わいる健常者で生活をし働いている。
事故当時は、辛いリハビリや障害者としての
苦悩の生活を経験している
病気にしても、怪我でも普通の生活が出来る
健常者とは異なる障害を抱えた人間が
ごく普通に社会に出て健常者の中で働き
生活をする上での困難は肉体的にも精神的にも
その本人にしか、わからない苦痛がある事
奇跡的な事で、その生活から抜け出し
ごく普通に生活を数年続けていると
その頃に経験した感覚は全て忘れなくても
薄れてきてしまうものだ
人間は本当に勝手で傲慢な生き物だと
自分自身で痛感する時が僕の人生には
幾度と訪れる
病気や怪我で不自由になる事は
どうしょうもない程の辛い気持ちに
押し潰される思い追い込まれる
僕は、奇跡的とは言え完全に
元に戻った訳ではない
何かの原因で急に歩けなく立てなくなる
階段の上り下りが出来なくなる
常に両手、両足が痺れている
痺れは=痛み しかし慣れると感じ方が鈍く
人間は痛みに対して順序を決めてくる
不思議な事だが痛みに脳が順番をつけ
1番痛いと思うと2番目以降は和らぐのだ
僕の場合は健康なら手足の痺れが
より鮮明に感じて痛い
でも身体や精神的に病むと
もしくは、何かに夢中になり没頭してしまうと
手足の痺れは完全に消えてしまう
と言っても持続時間は長くはない
普段の生活で何不自由無く生活していて
具合が悪くなり動けなくなり
床を這いつくばり痛みに耐え
どうにか普通に動こうとすると
痛みとあの苦悩が蘇り
精神的にも振り回される
本当に、喉元過ぎれば熱さを忘れる
痛感してしまう。
いつか、奇跡は期間限定で
本当の自分の身体に戻り未動きが不自由に
そう思ってしまうと
毎日を大切に生きよう
動ける時に精一杯、頑張ろう
そう思って生きている。