コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞はAJCCと東海Sの2つ。リアドが出走予定の若駒Sも楽しみ。

【AJCC】中山外回り2200は直線の引き込み線スタートで序盤に急坂、その後も1コーナー途中まで上りでペースは上がりにくい。ただ残り1200辺りから最後の急坂までずっと下りで中盤~後半は緩むポイントがなくそのまま5F前後のロンスパになるのがデフォルト。AJCCも過去5年でスパート地点が遅かったのは19年だけで不良馬場やった21年も含めてほぼ5F前後のロンスパ戦の形になってる。当然タフなレースになるほど前が苦しくなって差しは決まりやすい。血統はステイゴールド系やロベルト、サドラー、トニービンといった冬場の中距離戦らしい血が目立つ。

オーソクレースは世代上位の実績を残してきたからここでは力上位と考えるべきかもしれんけど、セントライト記念は完調手前やったとはいえ内容的には完敗。菊花賞もタイトルホルダーの逃げに翻弄されて後続は力を出し切れへんかったのはあるけど牝馬のディヴァインラヴとアタマ差では決して褒められたパフォーマンスではない。両レース共にレースレベルも微妙でそれ以前に出走したのは2歳戦やから能力全開でどれくらいの力があるのはちょっとわからんのよね。強い勝ち方してもコロッと負けても驚けへん感じ。まぁ、少なくとも本命ではないかな。血統的には適性は充分やと思うけど。ポタジェはここでははっきりと力上位。そこまで速い脚はないからドスローは苦手やけど高速馬場でペースはそれなりに流れるスピード持続レースがベストかなと。時計のかかる馬場もこなしてるけど本質的には向いてなさそう。アサマノイタズラは中山巧者ではあるけど好走したレースは馬場や展開がハマった感が強い。馬場は外差しも決まり始めたけど今回はもう1つ何らかの助けは欲しいところ。面白そうなのはまずはボッケリーニ。去年はもっと活躍するかなって思ってたけど馬場や展開不向きで勝ち切れへんレースが続いた印象。千八はちょっと忙しくなってきてるように見えるし距離延長はむしろ良さそうやし母系にロベルトやトニービン持ち、半兄ラブリーデイが冬場の中山での好走してるし適性は高そう。あとはこのレース2年連続3着のラストドラフト。中山や中京の重賞で好走が多いように速い脚を求められると厳しくロンスパ戦向き。最後に4年前の覇者ダンビュライト。正直衰えはあると思うけど楽逃げの形なら。