【お話】Don’thide your light
あなたもまた、世の光。恐れないで。あなたの輝きを隠さないで。
もらったステキコーデ♪:15
レーナ・マリアさんの、「Don't hide your light」の歌を聞いていた。
生まれた時に、両手がなく、足も片方が半分の長さしかないというハンディを持っている彼女は、でも、
うつむくことなく、
自分のできることを、できる限り、
はつらつとした笑顔でもって、行ってきた。
水泳もする。
自動車の運転もする。
シンガーソングライターとして、世界中にコンサートに行く。
結婚して子供をもって、
離婚して、でも、自分らしく生きている。
この歌は、聖書の、マタイ5章からの歌。
「あなたの光を隠さないで。
神さまは、あなたの中に、輝きをそなえてくださっている。
そうしてあなたは生まれてきた。
だから、あなたの輝きを、隠さないで。
イエスさまは世の光として来られた、そして、
あなたも、世の光です。」
そういうことを歌っている。
自分に価値がないと思うとき、
何もかもが、無駄だったと思うとき。
彼女の歌声に、はげまされる。
「あなたも、世の光です」
「見えないの? 気が付かないの?」
「あなたは素晴らしい存在として、生まれてきた。神さまがそうされた」
「だから、あなたの輝きを、隠さないで」
***
血液検査で引っかかってから、検査、検査。
血糖値がおかしい、甲状腺ホルモンがおかしい、と、いろいろ。薬が次々と出されるんだけど、飲みたくない(^^;
仕事もクビになりそうな、自分からやめますって言ってくれよみたいな、無言の圧力がずっとありまして。そのストレスもあるのかなあ。
レーナ・マリアさんは、スウェーデンのゴスペルシンガー。
讃美歌を中心に歌うかたです。
生まれた時に障害を持っていて、でも、
自分らしく。自分にできることを、感謝をもって。
そのように生きている方。
歌は英語だけど、日本語に訳してみて、
あ、そういう意味だったのか。と。
あなたも、光です。
さらっと言い切られて、なぜか、ほっとしたような気分になりました。
彼女のコンサートには一回、行ったことがあって、
足の長さがちがうため、一時間、立ったまま歌うのも大変なのだと、ステージで見て初めて気が付きました。
でも、ニコニコして、ほんとうにうれしそうに歌う。
途中、日本語で歌を歌おうとして、歌詞を忘れてしまうというアクシデントがあって、
普通、ステージ上で歌詞を忘れたら、大慌てするのに、
「あら? あら、ごめんなさい。忘れちゃったわ! 練習の時はちゃんと歌えていたのよ!
ねえ、会場のみなさん! 助けて頂戴! この歌を知っているかた、わたしと一緒に歌って! おねがい!」
歌が止まったので慌てた通訳さんが、すっ飛んできて、彼女の言葉を訳してくれて、
会場がその歌の大合唱になりました。
嫌な顔をしている人は一人もいなくて、
みんな笑って、いっしょに歌っていた。
今でも、へこんだ時に、思い出します。