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日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ①     

レジャー/旅行

こんばんは!21日(金)は、北日本から東日本の日本海側では

雪の降る所が多いでしょう。所により雷を伴う見込みです。
北日本から東日本の太平洋側は概ね晴れるでしょう。
西日本は概ね晴れますが、日本海側では雲が多く、所により雪の見込みです。
南西諸島は雲が多く、所により雨でしょう。

訪れるのは九州のくじゅう連山。
個性豊かな山々を縦走します。

きらめく湿原
錦に染まる山々
大地の息吹

              山の魅力が満載
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               くじゅう連山

大分県の西に聳えるくじゅう連山。
東西15km、南北10kmに渡って、標高1500mの山々が連なり、
九州の屋根とも呼ばれています。

かつては漢字で九つ重なるや、久しく住むと書いて久住と書いていましたが、
現在くじゅう連山は平仮名で表記されています。

        九重               久住   

〇くじゅう連山

別府市から車で1時間半、登山口のある長者原(ちょうじゃばる)です。

〇長者原(登山口)

ここでガイドの方と待ち合わせ。

おはようございます。

〇登山ガイド 西嶋功さん

「おはようございま~す。
 登山ガイドの西嶋です、今日はよろしくお願いします」

山口県出身の西嶋功(にしじまいさお)さん。
サラリーマン時代に大分に赴任。
くじゅう連山に惚れ込み、山麓で宿を営みながら登山ガイドをすることに。

「今はちょうどですね~、草紅葉、え~、紅葉が堪能出来る時期です。
 草原の、あの~、景色から頂上の大展望、
 様々な要素がコンパクトに収容されてるのが、くじゅうの、え~、魅力です」

くじゅう連山を行(ゆ)く一泊二日の山旅。

1日目

一日目は長者原を出発。
硫黄山を眺めながら三俣山(みまたやま)へ。
山頂部に広がる紅葉を楽しみます。
この日は山の懐(ふところ)に湧く温泉で一泊。

2日目

二日目は最高峰の中岳(なかだけ)に登ってから、
主峰の久住山(くじゅうさん)へ。

下山は牧ノ戸(まきのと)垰へ。
中級者向けのコースです。

*撮影:10月下旬

午前8時出発

「この吊り橋を渡ると、絶景が広がってますよ~」

いきなり絶景ですか~?

「行きましょう」

わぁ~、いい景色だな~。

〇タデ原(わら)湿原

「ここは~、タデ原湿原ですね~。
 くじゅうの山々から湧き出してきた水の遊水地です。
 希少な植物、水鳥が生息してる所ですね。
 2005年ラムサール条約に登録されて、今も守られています」

貴重な湿原なんだ。

朝日を浴びてススキが輝いてる。

山麓に広がる雄大な湿原。
スタートしてすぐに圧巻の景色だ。

湿原を過ぎると森の中へ。

「この木漏れ日がいいですよね~。
 ほんといい雰囲気ですね、ここ」

確かに気持ちいい~。

1時間程歩くと、周りの木が低くなってきた。

「ここはあの~、火山性の土壌で、高い木が~育たないんですよ。
 やっぱり一番くじゅうらしい、あの~、景色ですね~、この辺りは」

火山性の土で栄養が少ないから、木が大きく育たないのか~。

あれ?今度は植物がほとんど生えていないぞ。

「硫黄山です。
 くじゅうの中では一番火山活動が活発の所です」

〇硫黄山

ガスが出てる。
地球の息吹を実感するな~。

「昭和40年代までは、硫黄の採掘がおこなわれてきました。
 戦国時代には南蛮貿易の交易品になったともいわれています」

そんなに昔から硫黄を掘っていたんだ。

三俣山の頂を目指す。

「よいしょっ」

登りが急になってきたぞ。
頑張ろう。

「よいしょっ~」

「つきますね~」

「よいしょっ」

「ちょっと振り向いてください。
 今日はくじゅう連山が綺麗に見えますよ~」

ほ~んと、その名の通り山が連なってる。

〇中岳

「一番真ん中に聳え立ってる高い山が、九州本土最高峰中岳です。
 そして一番右に見えてる山が、久住山。
 綺麗ですね~」

〇久住山

「明日中岳、久住山、両方登りますね」

      中岳                  久住山

「楽しみですね」

ここで山旅スタイル。

今回は中岳や久住山を眺められる所までの紹介でした。
次回は登山の欠かすことの出来ないウェアについてを
登山ガイドの西嶋さんに教えていただくところから始めます。