【根岸S】JRAの１２００mのダート重賞はカペラSだけ。交流重賞は出走枠が限られるということでスプリント路線からも毎年多く出走してくるのが東京ダート１４００で行われるこのレース。１２００でも前に行けるような馬が出て来るわけやから当然前半のペースは速くなる傾向で珍しくミドルペースで中盤も緩んだ２０年以外は１秒１～１秒９の前傾ラップ。ただ直線の長い東京だけにスピードだけで押し切るのは難しく、最後に決め手のある差し追い込み馬が一気に交わすのが基本形。実際ペースが遅かった２０年以外は差し優勢。癖のあるコースだけに東京実績や末脚性能を重視したい。血統ではストームキャットやヴァイスリージェントといったスピード型ノーザンダンサー系やエーピーインディを筆頭としたボールドルーラー系、フォーティナイナーを筆頭にミスプロ系あたりが目立つ印象。

ソリストサンダーは武蔵野Sを勝ってるように東京実績は充分やけどコーナーで加速できるタイプやから個人的には東京後者というよりは小回り向きな印象。千六～千七に距離を伸ばして台頭してきただけに久々の千四というのも気になるところ。オメガレインボーは前走千二でも対応してきたように思ってた以上に力はつけてるんかなと。東京実績もある。ただ勝ち切れへんとこはあるから相手までに留めたい。タガノビューティーはわかりやすく東京千四～千六を狙って使われてるようにコース巧者。武蔵野Sは休み明け＋最内枠が敗因でスムーズに走れる外目の枠なら普通に高評価。ヘリオスはこのコース２連勝中やけど楽逃げやったしレベル的にはそこまででもない感じ。前に行く脚質も今回は逆風。クロパラントゥは中央に戻って３連勝も時計、内容がどれも凡庸。ここで通用するほどのパフォーマンスは見せてへん。穴っぽい所で気になるのはまずエアアルマス。元々強い相手に好走しててここでは能力上位。血統的にはコース適性もありそう。砂を被るのは苦手やから外枠が欲しいところ。あとはスリーグランド。今回上位人気になりそうな馬たちと差のない競馬は出来てるし上手く立ち回れば馬券圏内はあるかも。