重賞展望
今週末の重賞は東京新聞杯ときさらぎ賞の2つ。
【東京新聞杯】ここ数年ちょっと傾向が変わってて、以前は中盤の2Fが12秒台まで緩んだり序盤~中盤ドスローやったりで33秒前後の上がりを要求されるようなペースになることが多かったけどここ3年は中盤12秒以上かからへん締まった流れでトップスピードやギアチェンジ力は問われへん持続力勝負。どういう流れになるかで当然狙うべき馬も変わってくるからしっかり読み切りたい。近走で逃げてる馬となるとトーラスジェミニ、ホウオウアマゾン、ディアンドルあたりやけど、どれもマイル戦でハイペースで飛ばすような逃げ方はしてへんし案外スローになるかもな、というのが現段階での予想。血統は過去5年の馬券圏内15頭全てがサンデー系かキングマンボ系と王道血統が強い。あとは母系にダンチヒの血が目立つ。洋芝の割合が多い時期やからか春や秋と比べると欧州血統も目立つ。
ファインルージュは本質的にはマイラーやと思うから距離短縮はプラス。紫苑Sはメンバーレベルが低いし秋華賞は凡戦、桜花賞も内を上手く立ち回っての3着と初の古馬相手の重賞でどこまで評価して良いか難しいところ。無難に押さえの印くらいでwカラテは去年の覇者やけどキャリアで33秒台の上がりを使ったことがないように持続力タイプの馬やから締まった流れは合ってたはず。同じような流れになれば有力やけど緩い流れになると全面的に信用はでけへんかなと。去年2着のカテドラルも上がりには限界のある馬やからペースは流れた方が良いタイプ。カラテの方が中山向きでカテドラルの方が直線長いコース向き。ホウオウアマゾンは前走阪神Cは荒れた内を通っての2着とかなり力をつけてるように思える。今の馬場もある程度位置を取れた方が良さそうやし面白いんちゃうかな。プリンスリターンは3連勝で本格化の気配。どういう条件がベストかはちょっとわかりにくいけど今なら重賞でも通用する力はありそう。穴っぽいところではシュリは前走休み明けで追い切りの動きも今一つの状態で0秒7差なら着順ほど悪い内容ではない。一叩きされて上向いてるなら。イルーシヴパンサーは同コースの1勝クラスの勝ち方はなかなかの好内容。勝ち切るかはともかく好走の可能性はあるかと。