うろんころんの雑記帳

うとうと

何にもなかった(と思う)日
目まぐるしく移り変わった日
嬉しいこと悲しいこと腹が立つこと心震わせること
その日、その時、その瞬間
心に刻んでおきたい風景を書き留めています

余命一年、男をかう

小説/詩


「記帳が趣味とか言ってるうちは素人だと思う。」

書名とともに挑発的な一文で物語が始まる。
自他ともに認める(?)ケチな私。
素人とはなによ(;ー”ー)と、
吉川トリコ氏の術中にハマって読み進めてしまった^^;

徹底した節約と、健康留意の日々を送る主人公が、
満40歳でがん検診の無料クーポンを得たことから、
子宮頸がんが見つかり、余命1年もって2~3年と言われてしまう。

心ここにない状態で会計を待っているときに、
視界の端をシュガーピンクの色の髪をした男が横切った。
心ならずも主人公が関わることになったこの男、何者?

この男や同僚の丸山さんとのやり取りがおかしくて笑ってしまう。
前半のテンポがよく、話が弾むので、
中盤から終盤にちょっと展開がもたついた感じがした。

最後のまとめ方が・・う~ん、そうするしかないよね。
って、まぁ予想を裏切らない運びになったのだけど、
それ以外の挑戦的な結末も期待したい作家さんでした。












  • うとうと

    うとうと

    2022/02/10 20:28:34

    しゅぽぽさん
    18年? 100歳はざらにいる時代に入っているのに、短くないですか?
    消費期限はもっと長いですから大丈夫^^v

  • しゅぽぽ

    しゅぽぽ

    2022/02/10 06:40:07

    僕が望む余命は18年
    賞味期限が残り少なくなってきていますが *ଘ( •ᴗ•)༳࿐*✩*⋆¸¸.*