ジョナサン・SWIFT
① 本当にロシアの銀行をSWIFTから切り離したら、世界中の経済、金融は大混乱。
② この経済処置策はロシアへの制裁にはなり得ない。
③ 本当に①をやったなら、間もなく、ガソリンのリッターは250円になり、
日本のパン屋さんは、小麦粉の輸入価格の高騰により、値上げを決心するか、
店を畳む。あれ? うどんも小麦粉か。あれ? ラーメンもか。ええ?(泣)
④ 昨日、某国営放送は、その看板ニュース番組で、EUと米がSWIFTについて言及し、ロシアの銀行をSWIFTから切り離す制裁へ、と報じた。
☆☆☆
駄目でしょう。誤報でしょう。N様、いい加減にしてください。
★★★
誤報のポイント
α* 現在検討されているロシアの銀行は(全体の)一部に過ぎない
β* 制裁は未だ決定されていず、かつ実行されていない
この報道ニュースによって、ロシアの蛮行が諫められると、
そしてウクライナの人々の、救済の方向へ向かっていると、
大多数のN本人に勘違いさせたことは「罪」に近い。
SWIFTという、ある意味「禁じ手」を行使する程、
EUや米の胆力はあるのだろうか。
バイデンという、結果的には穏健派な大統領にとっては、
制裁の返り血を浴びることへの覚悟があれば、ひょっとしたら、
もしかしたらやるかもしれない。どうですか?御ありなのですか?
ジョナサン・スイフト。
巨人の国や、小人の国、馬人の国(確か、国名はヤフーだったよね)、
各出版社の少年少女世界文学全集の類いで、
その目玉童話となっている「ガリバー旅行記」。
あのお話は実は、スイフトの強烈な政治批判、国家批判だったと、
ある本で読んだ記憶がある。
でもまさか、21世紀になって、自らの名字が全世界のメディアで連呼されるようになるとは
(それも、政治的懸案で)、お釈迦様でもキリスト様でもご存じあるめぇ。
ひとまず、朝が明けて、各国の株式市場がどんな動きを示すかは要注意。
箭兵衛だって、たまにはこんなのも書くんです。