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ブラームスの交響曲

日記

ベートーヴェン以降の交響曲作曲家として、まず、ブラームスがあげられています。ブラームスは特にこの分野、交響曲の作曲にはベートーヴェンを意識して、なかなか作曲に時間を要したようです。ブラームスは4曲の交響曲を作曲し、そのどれもが個性的でありながらも、ベートーヴェンが確立した形式の四楽章形式とソナタ形式をかたくなまでも堅持しました。

同時代の作曲家にブルックナーがいますが、彼も交響曲の形式を忠実に守りつつも、交響曲のオーケストレーションや表現力の可能性を広めた素晴らしい作曲家でもあります。
ブラームスは、決して派手ではないですね。もちろん、交響曲第一番の冒頭はむっちゃ派手すぎますが、特に交響曲第四番の枯れていく寂しさは、チャイコフスキーとは違う意味ではかなくも、美しい水墨画のような世界かもしれません。
クララへの想いと、シューマンの悲劇がいつまでも心に残ったのでしょうか。