gen_rin

日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ④

レジャー/旅行

こんばんは!15日(火)は、西日本から東日本では午前中を中心に雨が降り、

雷を伴う所もあるでしょう。
落雷や竜巻などの激しい突風、降雹、急な強い雨に注意してください。
北日本は一日を通して雲が広がりやすく、北海道では雪が降り、
東北では雨の降る所が多い見込みです。
南西諸島は概ね晴れるでしょう。

冬枯れの木立ち
古来より続く
  信仰の山
厳冬の世界へ
長野盆地の
   絶景

             信仰の山 美しき冬
 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
               長野 高社山

〇原田岳さん

原田岳さん、信州北部を拠点に冬山を撮る写真家として活躍。

〇写心家

心を写すと書いて写心家。
ここに響いた感情を写真で表現したいという思いが込められています。

*撮影:1月下旬

前回は山頂を目指してもう少しで山頂稜線に出る手前の、
雪との格闘中の所までのご紹介でした。
今回はその途中から始めます。

「よいしょっ、姿勢を切りましょう、ふ~、ハァ~」

雪、柔らかいですよね~?

「ほんとっすね~、とってもフカフカ。
 しかも低い温度で降ってるんで、とてもサラサラです。
 この時期降る雪はとても白くて綺麗なんですよね~。
 2月、3月とかになってくると、空気中に色々、不純物が混ざってくるんでね、
 この一番冷えてる1月の雪がとっても綺麗で、僕も大好きですね~」

それにしても雪が凄~い。

「高社山は長野県の北部、日本海におよそ直線距離50kmだったかな。
 で~、日本海近いっていうのもあるんで、季節風を受けやすいんですよね~」

日本海から吹き込む水分を含んだ季節風が高社山にぶつかり、
大量の雪を降らせます。
高社山の北側では平地でも2m近い雪が積もることも珍しくないそうです。

「この高社山があることによってですね、この高社山から北側は雪が多くて、
 で、南側は雪がそんなに降らない。
 その高社山が全部季節風を受け止めているんですよね~。
 高社山がもし無かったら~、あの~、長野市まで豪雪地だったんじゃないかって
 話もありますよね」

間もなく稜線へ。

「さぁ稜線出ますよ~」

「よいしょ~っ、ハァ~。
 さぁ稜線出ましたね~。
 最後、山頂までの道ですね~、もう少しですね~」

「ちょっと見てもらえますかね~?」

うわぁ、木に雪がびっしり~。

〇樹氷

「これ、樹氷なんですよね~。
 モンスターって呼ばれてるヤツなんですけれども、
 大気中にある水分が、風で、あの~、枝とか木に、
 こう叩きつけられて結晶化して、こうやって白くなっていくんすね~。
 自然の現象って凄いっすよね~?」

〇雪庇(せっぴ)

雪がひさし状に張り出した雪庇。

〇エビの尻尾

こちらエビの尻尾~。

「標高もね、そんなに高くない山なんですけど、
 あの、やっぱ風が強いっていうので、発達するんですね~」

「急だね~、いやぁ急だ」

いよいよ山頂へ~。

「いや、最後が一番急っすね。
 もうすぐですよ~。
 よいしょっ」

今回はこの辺りで終了と致します。
次回はいよいよ山頂を目指します。
そして山頂からの絶景を紹介致します。