ずっとジャズ界をリードしたこともあるけれど、なんと言ってもいつも妥協をしていないことかな。

マイルスの黄金期のピアニストのハービー・ハンコックは、独立してから「ヘッドハンターズ」などでジャズ界ならずともロックファンからも高い人気を経て、マイルスのアルバムを上回る人気となりましたね。ただまあ、マイルスは「オンザコーナー」では、かなり前衛的ともいえるサウンドとリズムで共演者でさえ理解できなかったみたいですけど。アフリカンのポリフェニーリズムにインド音楽のリズムと１６ピートを２ドラムとパーカッションをバックにワウワウを効かせた、ギター、シンセにほとんどメロディーのない音楽。今更ながら、この時代のマイルスのすごさを再認識しています。逆に、ハービー・ハンコックがつまらないですね。