日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③
こんばんは!5日(火)は、北日本から西日本は晴れる所が多いでしょう。
東北の太平洋側や関東では朝まで雨の降る所があり、
九州では夕方以降、雲の広がる所がある見込みです。
南西諸島は晴れたり曇ったりとなるでしょう。
雪化粧した
たおやかな峰
名の由来の
巨石!?
剣山の弟
次郎笈
南国に広がる大雪原
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剣山
〇登山ガイド 松本智広さん
四国の登山マップの調査、執筆を手掛ける松本さん。
仲でも剣山は特別な山だといいます。
*撮影:2月初旬
前回は鍾乳洞から梯子(はしご)を登り、
山頂へ向かう途中に枝に霧氷があるのを気付いたところまでの紹介でした。
今回はまず霧氷の説明から始めます。
〇霧氷
「白い珊瑚(さんご)みたいです。
冬は山が眠っているようなそんな気がします。
こ~んな雪に包まれたら、木も休まないと~」
「は~、これを登れば~、山頂が待ってますよ~。
は~、は~、は~、は~。
はい、山頂の頂上台地に着きました~。
は~、は~、は~、広いでしょ~?
は~、は~、は~」
こ~んなに山頂が広いんだ~?
〇平家の馬場
「ここはね~、平家の馬場っていって~、
もう再興を祈る平家の残党たちが~、ここで馬を飼って~、
騎馬の練習をしたという伝説が残っている場所ですね~」
へぇ~、何だか馬の蹄(ひづめ)の音が聞こえてきそう。
「はい、もう少しで山頂で~す。
は~、は~、は~、到着で~す。
は~、1955m、剣山の山頂で~す」
〇剣山(1955m)
「山頂からはですね、こう見渡す限りですね。
ぐる~っと四国山地の山々です」
これが四国で味わえる冬景色か~。
「かかってますよね?何か赤っぽ~く、太平洋です」
〇太平洋
(土佐湾)
「土佐湾ですね~」
北側は雲が抜けると中国山地まで見渡せ、
鳥取の大山が見えることもあるんだそう。
「これがね~、僕も大好き。
美しすぎる稜線」
どれどれ~?
「アルプスとかでね、綺麗な稜線あるんだけども、
それに負けないようなラインですよね~、四国自慢」
ほ~んと、見事。
「この稜線の先のね頂上がね、次郎笈になります。
次郎笈はね~、お兄さん想いなんですよ」
え?お兄さん想い?
「そのことがね、明日登れば分かると思います」
それは楽しみ。
「じゃあ今日はここまでで、後はテント場行って、ね~、準備しましょう」
テントを張るのは、剣山の中腹にある野営場。
「ここはね、ほんと眺めが良くて気持ちいい所なんですよ」
「はい、これで出来上がり」
「あ~、コーヒーだ~」
「いただきま~す。
あっ、美味しい、あはははは。。
あ~、あったけ~。
いい具合に暮れてきましたね。
ロマンティックでしょ~?」
「あ~、沁みる」
四国山地の奥深くにある剣山。
町の灯りが届きにくく、天体観測でも人気です。
ここで山旅スケッチ。
<山旅スケッチ>
剣山系 天空の暮らし
剣山の周辺には天空の暮らしが。
山の斜面に点在する集落。
平安時代から徐々に切り開かれてきたといいます。
傾斜30度を超える急斜面。
痩せた土地でも育つ蕎麦やジャガイモが作られています。
女性の方「力がいるでこうやって持っち上げないと、でんでけん。
しんどいでやこれ~。
これは腰痛い、うん」
急峻な山肌、でもそこには安らぎも。
女性の方「空の中に包まれとるよね。
10分も20分も長いると、あれは綺麗な~、
素晴らしいな~とかで、へん」
天空の設計は今も昔も人々の元気の源です。
今回は天空の暮らしの紹介までで終了と致します。
次回は2日目、御来光、そして次郎笈の山頂を目指します。