コーヘイ

重賞展望

日記


【阪神牝馬S】桜花賞と同じ阪神外回り1600のレースやけど過去5年でミドルペースで流れた20年を除く4年でスロー~ややスロー、特に18年は前後半差3秒以上のスロー、21年と19年も約2秒のスローとマイル戦としてはかなり遅い流れ。そのため追走力が求められず、速い上がりを使える所謂中距離馬的なタイプの好走が目立つ。速い脚が使えれば位置取りは問われへんけどあまりにもスローすぎると流石に前残りもある、といった感じかな。今年のメンバーを見ても逃げ馬不在でスロー濃厚。血統では馬券圏内15頭中14頭が父サンデー系でもう1頭もロードカナロア×ディープととにかく王道血統が強い。母系にはサドラーやヌレイエフ、フェアリーキングといった名牝スペシャルの血を引くノーザンダンサーの血が目立つ。

アカイトリノムスメは本質的には中距離ベストやけど総合力で勝負するタイプやから速い流れのマイル戦でも好走してるような感じ。逆に言うと絶対的な武器、ここでは極限の末脚勝負になった時に勝ち切れるような速い脚は持ってへんからスローのマイル戦やとキレ負けしそうなイメージ。1頭だけ56キロってのも気になる。アンドヴァラナウトは前走時にローズS・秋華賞はレベル的に疑問やしタフな中京の馬場も合わへんってことで軽視したけど案の定という感じ。まぁ、条件的には今回の方が良いとは思うけど能力的な裏付けに乏しいのは変わらんからね。人気が下がるなら血統に期待するのはありかもしれんけど。ジェラルディーナは大阪杯で穴候補で挙げたくらい評価してる馬。ただギアチェンジを求められたエルフィンS、チャレンジCはともに敗因は他にあるとはいえ今一つの結果に終わった事実は看過でけへん。モーリス産駒全般緩急のある流れは苦手やしね。デゼルは大箱コースでスローからのギアチェンジ力やトップスピードを問われるレースは得意。本質的には千八~二千ベストやからマイルやと速い流れになると厳しいけどスローで流れやすいここは去年の再現もあるかなと。マジックキャッスルは去年の2着馬やし好走出来るペースの幅が広いからここも適性はある。54キロで出られるのも有利。ただ安定感が売りやったはずがここ2走崩れてるのは気になるところ。内枠が欲しい。穴を狙うなら明らかに手薄な先行勢から。近走はダートを使われたり出遅れたりと力を出し切れてへんクリスティ、先行してそこそこ速い上がりを使えるラルナブリラーレあたりを。