コーヘイ

重賞展望

日記


今週末の重賞は皐月賞、アーリントンC、アンタレスSの3つ。

【皐月賞】過去5年中3年で稍重と雨になることが多い。今年も雨の影響を受ける可能性がありそうでどうなるやら。ペースとしては17、19、21年は前後半ほぼイーブンのミドルペース、18、20年はハイペース。緩急が付きにくくスパート地点も早くなりがちでトップスピードやギアチェンジ力は求められず持続力が重要。ざっくり言うと高速馬場やとスピード+持続力、道悪やとスタミナ+持続力といった感じ。トライアル戦含めここまでの中距離戦はスローになることが多いから速い流れを経験してきた馬が好走することが多いんかなと。血統は道悪やとスタミナ型ノーザンダンサー系、ロベルトあたりで高速馬場やとクラシックの王道血統にスピードの血を足したようなタイプが目立つ。

イクイノックスは新馬、東スポ杯の勝ち方が強烈。ただどっちも直線の長いコースで速い上がりを使って勝ったことから小回り急坂コースや速い流れになってもあの末脚を使えるかは未知。血統的にはキタサンブラック産駒で半兄ヴァイスメテオールとむしろ小回り急坂コースや道悪の方が向きそうなタイプだけに判断が難しいけど裏付けに乏しい人気馬という意味ではやっぱり本命とかにはしにくい。ダノンベルーガも似たような戦績やけどもっと極端で新馬戦、共同通信杯はドスローで3Fだけの競馬と小回り急坂コースや速い流れは未経験。まぁ去年似たような状況やったエフフォーリアみたいに能力とセンスで勝つ馬もおるからないとは言い切れへんけど危険な人気馬のパターンに当てはまるのは間違いないところ。右回りに不安があるとかで先日まで出否未定やったのも気になる。ドウデュースは再三書いてるようにハーツ産駒らしからぬ先行力や機動力といった器用さがあるタイプやから小回り自体は問題なさそう。その分どこかに特化してるわけやないから勝ち切るかはどうかも大崩れはなさそうな1頭。キラーアビリティもホープフルSではずっと12秒前後を刻む持続力ラップで勝ったことからコーナー4つの持続力勝負は向いてるタイプ。小倉の未勝利戦で好時計で勝ってるように高速馬場でも問題ない。個人的に面白いと思ってるのはデシエルト。気性も走り方も若さ丸出しでっめちゃくちゃ粗削り。それでいて若葉Sではヴェローナシチーやフィデルといった重賞でもそこそこやれてる馬たちを完封したように能力自体は相当。勝っても全然おかしくないと思う。穴っぽいところでは前や内有利やった弥生賞で後方からの競馬で不利もあったにも関わらず0秒2差4着のジャスティンロック、母系が中山巧者で持続力が求められたエリカ賞の勝ち方が良かったサトノヘリオス、あとは母系が重厚で半兄アイアンバローズが長距離重賞で活躍中のジャスティンパレスはタフなレースになれば。