コーヘイ

重賞展望

日記


【フローラS】まず大前提としてトップクラスの牝馬は阪神JFや桜花賞に出てるからこのレースに使ってくるような馬は何らかの理由でデビューが遅れた馬や順調に使えへんかった馬、単純に弱い馬が大半。しかもここまで牝馬のレースはマイル戦が中心ということで殆どの馬にとって2000mは初距離。そういう馬にとって府中2000はかなりタフで、過去5年では20年以外の年は序盤~中盤はペースが上がらずほぼ3F戦。そんな緩い流れでもスタミナは問われるらしく血統で目立つのは2年連続勝ち馬はロベルト系スクリーンヒーロー産駒でステイゴールド系も3頭。他にもデインヒルやトニービンといった欧州の重厚な血統が目立つ。穴なら前に行ける馬。

ラスールは新馬戦でルメール騎手が「新しいグランアレグリア」と発言したことで注目を浴びた馬。まぁ、良い物は持ってると思うけどここまで勝った2戦は数字的にはそこまで高いパフォーマンスではないし人気先行の感はある。血統的には距離延長は問題なさそうやけど気性的な難しさもあるからそこも微妙なところ。ルージュスティリアは新馬戦は上がりだけの競馬やったけど後の桜花賞馬スターンズオンアースを撃破。チューリップ所は大出遅れで馬群に取り付くまでかなり脚を使わされたにも関わらず強い相手に0秒6差6着なら上々。ディープ×ストームキャットは高速馬場+大箱コースに強い組み合わせやし、その奥にはスタミナを感じる血も内包。スタートさえまともなら。ルージュエヴァイユは前走開幕週の中山で後方から差し切ったのは良いけどレースのラスト2Fが11.4-12.7とかなり落としてたから差せたような感も。キャリア2戦が中山やから当たり前やけど府中で速い脚を使えるかは未知数。後ろからの競馬になる馬やからその辺りがどうか。穴っぽい所ではホウオウバニラ。前走アルメニア賞は3着やったけど1着馬と2着馬はその後重賞で好走と相手が強かった。牝馬同士なら相手弱化やし血統的にスタミナ色も充分。前に行けるタイプやし面白いと思う。あとは他にも前に行けそうなパーソナルハイ、ヴァンルーラーあたりを。